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「精霊の棲家」と紹介されたリズモア城へ

アイルランド南東部にある名城、リズモア城の庭園(Lismore Castle Garden, Co. Waterford)を散策。
イギリスのダービシャー州にあるチャッツワース・ハウスを本宅とする、デヴォンシャー公爵家の城。現在も公爵家所有のため内部の見学はできませんが、庭園は有料にて見ることが出来ます。(城に宿泊したい場合は、執事付きでまるごと貸し切り可!)

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1185年イギリスのジョン王により築城、19世紀の改築を経で現在の姿に。壮麗な城の眺めに歓声をあげるお客様

この城は、昨年(2018年)の『婦人画報』9月号に「精霊の棲家―アイルランド・リズモア城物語ー」として掲載されました。姉が見つけて買っておいてくれて、日本に一時帰国した際に見たのですが、写真も文章もとても素敵でした。今回リズモア城へ行くことをご希望されたお客様も、その記事を見て「精霊に会いに行きたい!」と思ったそうです!

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精霊が隠れ住んでいそうなイチイの巨木の並木道にて

歴代の城主や宿泊者に歴史に名を残す華やかな顔ぶれがあることも、リズモア城の魅力のひとつ。
ジョン王以降の城主は、アイルランドに最初にジャガイモをもたらしたサー・ウォルター・ローリー、化学の父と呼ばれ「シャルル・ボイルの法則」で知られるロバート・ボイルの父親など。(ロバート・ボイルはこの城で生まれました)
18世紀にボイル家のお嬢さんがデヴォンシャー公爵を世襲するキャヴェンディッシュ家に嫁いただことで、城は公爵家のものとなりました。

ハリウッドのミュージカル・スター、フレッド・アステア(映画『パリの恋人(Funny Face)』でヘップバーンでの相手役を演じた俳優さん。妹のアデルが公爵と結婚)、映画『マイ・フェア・レディ』でアカデミー美術賞・衣装デザイン賞を受賞したイギリス人写真家セシル・ビートンも訪れたそう。
アイリッシュ・アメリカンの代表ともいえるジョン・F・ケネディ大統領も宿泊客のリストに名を連ねていますが、妹のキャサリン(キック)がデヴォンシャー公爵家のあととり息子と結婚した縁でしょう。JFKは1963年にアイルランドを訪問していますが、リズモア城に来たのは大統領になる前のことでしょうか。
ちなみに結婚後たったの4ヶ月で夫を戦争で亡くしたキャサリンは、公爵夫人になることはありませんでした。その後別の男性と恋に落ちますが、さらに不幸なことに、この男性とのホリデー中、飛行機事故によりフランス上空で28歳の若さで命を落としました。

庭園には、アイルランド人アーティストの現代彫刻があったり、花々が咲き乱れる見事なガーデン、鳥小屋や果樹園…と見飽きることがありません。
城の歴史やゆかりの人物の話をしながら、お客様と楽しく散策させていただきました。

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野草が咲き乱れる場所も。ここから眺める城はメルヘンの世界そのもの

※(ちょっと古い記事ですが…)関連過去ブログ→ジャガイモ男爵と科学者を育てたリズモア城(2006年9月)

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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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