ドネゴールのハービーズ・ポイント(
Harvey's Point, Co. Donegal)に滞在中。
アイルランドに数ある高級カントリー・ホテルの中でいちばんのお気に入りをあげてください、と言われたら、迷わずここを選ぶでしょう。お客様も気に入ってくださり、ここに宿泊することをお勧めして本当に良かったです。(→過去ブログ:
湖畔の隠れ宿、ハービーズポイント)
ところで、ハービーズ・ポイントの客室のバスルームの蛇口をひねると、こんな色の水が出てきます。

ほんのり茶色に濁った水…
これはボグ・ウォーターまたはピート・ウォーターと言い、泥炭地を流れてくるせい。ボグまたはピートとは泥炭の意味です。(土壌にある状態をボグ、掘り出して燃料になった状態をターフと呼び分けることも)
アイルランドの国土の5%を占める泥炭地は、ハービーズのあるカウンティー・ドネゴールの特徴的な景色のひとつ。ハービーズでは色つきの水をあえて浄化せず、地元らしさを感じさせる「名物」にしているのです。

バスルームに置かれた説明書きによると、ピート・ウォーターには泥炭から流れ出たミステリアスな化学成分が含まれているのだそう。色があってもきれいな水で、酸性
ソフトで肌に優しいともありますが、ピート・ウォーターの湯舟につかったらお湯がトロリと温泉水みたいで、確かに肌がつるつるになったかも。
泥炭スパも存在するくらいですから、肌に良いミネラルが含まれているのかもしれませんね。
ハービーズ・ポイントは家族経営をウリにしたホテルでしたが、創業30周年を迎えた今年、新オーナーに売却されました。
これまでの居心地の良さが変わってしまったら残念…と少々危惧していましたが、お部屋も食事も雰囲気もこれまで通りの素晴らしさ。安心しました。

美しいエスケー湖(Lough Eske)に面した、静かな環境にあるのが魅力

本館ベッドルームが巨大、体操教室でもしたいくらいの広さ。レイクショアと呼ばれる棟のお部屋(400番台の部屋)も、ここまでの広さではありませんが、リビングとベッドルームが分かれていて、湖に面したロッジ風のたたずまいでステキです

食事も品よくおいしい。今日はステーキをいただきましたが、しっかりした赤身ながらとろけるようなやわらかさでした♪
明日はいよいよチェックアウトですが、居心地が良すぎて去りがたい気持ちです…!
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