昨日のダブリン市内観光中、聖パトリック大聖堂のガーデンで美しい鳥のさえずりが聞こえてきました。
「これは何の鳥の鳴き声ですか?」とお客様が質問されるので、木の上を見上げてみると、ブラックバード(Blackbird)の姿が。全身真っ黒で、口ばしだけがオレンジがかった濃い黄色。カラスよりひと回り小さいサイズの、アイルランドではよく見かける鳥です。

木の高いところにいて写真が撮れなかったので、
Wikipediaより転載させていただきました
5月のさわやかな空気を感じながら、お客様と美しい歌声にしばし耳を傾けました。
どんな声なのかご興味のある方、下のYouTube画像をクリックして聞いてみてください♪
なんと1時間もブラックバードの鳴き声だけが収録されている(笑)。BGMにいいですね♪
よくいる鳥なので私は当たり前のように思っていましたが、日本にはいないのですね。(渡り鳥としてまれに観測されることはあるようです)
アイルランドの旅の途中、各地で耳にし、美しいさえずりにすっかり魅せられたというお客様。調べてみると、和名は「クロウタドリ」、いい名前ですね。「黒ツグミ」の呼び名もあり、スウェーデンの国鳥に指定されているのだそう。
(ちなみにアイルランドの国鳥はオイスターキャッチャー(Oystercather)=ミヤコドリ)
アイルランドでは毎年、春から初夏にかけて聞こえるように思います。それがブラックバードの鳴き声であるということをわかっていなかったので、今回のお客様のご質問のおかげで確認出来て嬉しかったです。
観光ガイドとしてアイルランドにどんな鳥がいるのかということは知っていても、鳥はすぐに飛んでいってしまうので、姿と鳴き声を一致させるのがなかなか難しい…。
そういえば中学生の時、水泳部の友人にトリ博士の男の子がいたことを思い出しました。鳥のさえずりが聞こえると、姿が見えなくても「〇〇ドリだ!」と言い当てるのです。すごい特技だなあ、鳥が大好きなんだなあ、といつも感心していたものです。
そういう友人が身近にまた現れてくれるか、または、さえずりが聞こえる方へスマホをかざしたら鳥の名前が表示される…なんてアプリがあったらいいなあ、と常々思っているのですが(笑)。
ちなみにビートルズの曲に「ブラックバード」というのがありますね。ビートルズが歌にするくらいですから、昔からイギリス、アイルランドで身近に親しまれてきた鳥なのでしょう。
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