フランス、ローヌ・アルプス地方でのスキー旅行で生まれて初めてのチーズ・フォンデュを食べ、そのおいしさに開眼。
ダブリンにもフォンデュ専門のレストランがあることを知り、先日、一緒にスキーに行った友人たちを招集してフォンデュ・ディナーに出かけました。

その名もエーデルワイス!ダブリンのフリンジ・エリアの中でも際立っておしゃれなカフェやレストランの多いラネラーにあります
edelwise Restaurant(エーデルワイス・レストラン)51 Ranelagh Village, Dublin 6
Phone: +353 85 826 42 79
メニューは各種フォンデュとラクレット。チーズが好きでない人にはサラダとデザートくらいしか食べるものがない!…という、本場スイスのチーズ料理オンリーのレストランです。
スイス人のオーナー、アンドレアスさんが、フォンデュ初心者の私たちにお勧めや食べ方を詳しく説明してくれました。
フォンデュは皆で同じ鍋をつつくのが醍醐味なので、皆で同じメニューを注文した方が良い(その方がチーズも固まりにくくおいしいさが持続する)こと、赤ワインでなく白ワインが合うこと、口直しに野菜やビーフをサイドで注文すると良いが、それはチーズ鍋にはディップしないでそのまま食べるものであること…など。

いちばん代表的なフォンデュはこれ、といういことで、グリュエルチーズを中心とした4種のスイス・チーズをミックスした「モティモティ(moitié-moitié)」を注文。アンドレアスさんのお勧めに従って、ガーリック入りにしてもらいました
先日フランスで初めて食べるまでは、チーズ・フォンデュってただのチーズとパンでしょ…と思っていたましたが、そのシンプルなものがこんなにおいしいとは!今回は正しい食べ方を教えてもらったせいか、本場アルプス地方で食べる以上においしく感じられました。

パンをフォンデュ・フォークにしっかり刺し、鍋の中で大きく速くグルグルかき回すのがコツ。鍋からあげたら2~3秒待ってから、口へ運びます(すぐに食べると火傷するので)
途中でアンドレアスさんが、サービスで、小皿に白ワインを入れて持って来てくれました。これにパンをディップしてからチーズ鍋に入れると、コクが増してよりおいしいのだそう。やってみると、おいしさ倍増でした!
それにしても、こうして仲の良い友達と同じ鍋をつつくのは楽しいですね。こちらの料理は基本的にそれぞれが別の皿で食べるコース料理ですから、ひとつの皿や鍋を「シェア」するというのが新鮮に感じられるようです。
寿司レストランで盛り合わせをみんなで食べるとか、タパス料理店で小皿を分け合うとか、そういった状況を「社交的で楽しいわね~」と言って、アイルランド人はとても喜びます(笑)。
初めて食べるまでは、チーズ鍋なんて胸やけしそう…って思っていました。ところがそんなことは全くなくて、鍋の底までパンでさらって食べたにもかかわらず、食後、お腹が軽い。
デザートまでちゃ~んといただきました!(フォンデュに懐疑的な友人アンマリーはディナーには現れず、デザート・タイムに合わせて登場。彼女に付き合って一緒に食べないわけにはいかなかった…というのが言い訳・笑)

バニラとチョコのアイスクリームに温かいチョコレート・ソース付き、その名も「スイス・チョコレート・ドリーム」。チーズとチョコレートの幸せな夢が見られそう~(笑)
大満足なフォンディ・ナイトでしたが、なんと私たちが行ったこの夜(先週土曜日)が、スイス人オーナーのアンドレアスさん&ミリアムさんの最後の夜でした。
3月いっぱいでレストランを譲り渡し、心機一転、アイルランドの田舎でゲストハウスを開業するのだそうです。

お2人が開業予定のアンドレスナ・ハウス(
Andresna House, Co. Sligo)。アロウ湖(Lough Allow)に面した18世紀のマナーハウスです
4月下旬か5月初めにはゲストハウスをオープン出来ると思うけど…と、アンドレアスさん&ミリアムさん。
私たちが頻繁にサーフィンに行くスライゴの海岸線への道すがらなので、そのうち利用させてもらうこともあるかも!…と話がはずみました。
エーデルワイス・レストランはアイルランド人の新オーナーに引き継がれ、お2人の強い希望で、これまで通りファンデュ&ラクレット専門店として営業が続けられるそうです。
今後も変わらぬおいしさが保たれるとは思いますが、私たちとしては、偶然にもお2人の最後の夜にすべり込みセーフで来れて、本場のフォンデュの食べ方をスイス人から直伝してもらえてラッキーでした。
- 関連記事
-
コメント