2019/03/26 URL 編集
naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。Follow @naokoguide
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コメント
Fiona
お話ししてくれたのは、毎日新聞の編集局次長の石川さんというかただったと思います。
わかりやすく伝えてくれたのでよかったです。
石川さんの話では、イギリス議会は異常なぐらいに
混乱している。混乱している原因は議会の意見が
あまりにも多様であること、メイさんに味方が少ないいため議会の意見、特に重鎮たちをコントロールできないということでした。
同意なき合意案も出ていますが、これはないのではないか、イギリスのプライドのようなものとして見せつけている、ポーズに過ぎないのではないかということです。
今後については、今月27日にイギリス議会はどの案でいくか投票で決める。そして4月12日までに最終案を決定する。
今のところの案としては、2回目の国民投票か、
スイスやノルウェーのような緩い離脱案(EUには参加しているが、重要事項には参加しないというような)か、どちらかになるのではないかと。
国民投票は石川さんはこれまでないと思っていたそうですが、今年2月になってイギリス外交官たち(離脱のために努力をしてきた)の意見が国民投票でもいいのではないかと微妙に変わってきたので、可能性はないわけではない。
今、投票したら、案外離脱反対のほうへ向かうのではないか、どちらにせよ離脱への意志は去年と違い
少なくなるのではないかと。
今はこのような感じでとらえているということでした。
また、なるほどと思ったのは、イギリスがごちゃこちゃしているのは事実であるけれど、これが民主主義として間違っていないやりかたではないだろうか、独裁者が勝手に離脱を決めていたら、そのあとのデメリットもよくわからずに今それこそ国民が混乱したかもと。
このような見立てであるということでした。
2019/03/26 URL 編集
naokoguide
本当に大混乱でやれやれ…って思っていましたが、「民主主義として間違っていないやり方」という石川さんの意見をうかがい、はっとしました。
週末にロンドンでは、投票のやり直しを求めて数十万人の一般市民が行進しました。それも民主主義だからこそなんですよね、考えてみれば。独裁者が決めてしまって、そういうことも許さない空気になってしまうと、過激な反対が起こってしまいますから。
議会も一般市民も、いろいろ意見を言って、議論の上で混乱し尽すのは悪くないのかな、と思いました。
2019/03/26 URL 編集