記事一覧

海賊の女王の城 (クレア島その2)

クレア・アイランド(Clare Islandは、一年365日と同じ数だけ島があると言われるクルー湾(Clew Bay)最大の島。
とは言っても、面積約16平方キロメートル、人口160人の小さな島です。

フェリーを降りるなり、憧れのグレース・オマーリー(Grace O'Malley)の城に迎えられて大感激!

clareisland29

1400年代にアイルランド各地にこぞって建てられた「タワーハウス(tower house)」と呼ばれる要塞の典型。非常に良いコンディションで保存されています。

クルー湾沿岸のさまざまな城を拠点として、北はスコットランドから南はスペイン、ポルトガルまで船を走らせ、貿易(海賊?)活動を行ったグレース・オマーリー。
彼女がクレア・アイランドを拠点としていたのは、1560年頃、夫のドナル・オフラハティー(Donal O'Flaherty)が暗殺された後のこと。30代の若さで未亡人となってしまったグレース・オマーリーは、クルー湾南(コネマラの沿岸部も含む)のオフラハティー家の領地を後にして、代々オマーリー家の土地であったクレア・アイランドに戻ってきます。
後に再婚によりウェストポートから北20キロほどのところにあるRockfleet城を手に入れるまでの数年間、この城を拠点としてクルー湾全体を治めていたようです。

それにしても、堂々と建つ要塞とは対照的に、閑散として人気のないクレア・アイランド…。
フェリーに乗っていたわずかばかりの人々もあっという間にいなくなってしまい、港にぽつんと残された私たち4人。
フェリー乗船時に、「島の設備はすべてクローズしているけど、それでも行くのか?」と念押しされた意味が、やっとわかったのでした…。

clareisland28
貸し自転車屋さんもクローズ。夏には観光客でにぎわうのでしょうね~。

<つづく>

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサーリンク

お知らせ ☘

新刊のお知らせ
「絶景とファンタジーの島 アイルランドへ」(イカロス出版)2017年5月29日発売

おかげさまで重版決定
ikarosbook0517
イカロス出版サイト
アマゾン

イベントのお知らせ
スケジュールが決まり次第、お知らせいたします!

プロフィール

naokoguide

Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。
Instagram

カレンダー

06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ