今日はアイルランドに語学研修にいらした、大学生グループさんのご案内。
1592年創立の国内最古のトリニティー・カレッジ(Trinity College Dublin, Dublin 2)の構内を、トリニティーの現役の学生さんが案内するキャンパス・ツアーで見学していただきました。

通訳なしの英語の説明に熱心に聞き入る皆さん、これも語学研修の一環だそう。背後の赤レンガ館は、1699年に建てられたキャンパス内最古の建物。学生と教授の宿舎として現在も使用されています
このキャンパス・ツアーは、一般の観光客も参加できます。大学の歴史や建物の説明だけでなく、現役学生ガイドならではのキャンパス・ライフの活きたインフォメーションが聞けるのが魅力。
今日のガイド役の女子学生さんは、卒業式が英語・アイルランド語・ラテン語の3か国語で行われ、3時間にものぼる長丁場であること、スカラシップ(奨学金を受ける資格)試験が難関で、2年生の時に1度しかチャレンジできないが、受かれば修士課程を含む5年間の教育が保証されること…など、興味深い話をいろいろ聞かせてくれました。
上記写真の赤レンガ館での生活の話も印象的でした。建物が古いのでセントラルヒーティングがなく、冬はとても寒い上に、シャワーは共同で地上階(日本の1階)にしかなく、いったん外に出ないとシャワー室へアクセスできないのだそう。
学生さんたちはタオルを巻いた姿でシャワーから出てきて、観光客に見られないよう、大急ぎで自室への扉へ駆け込むのだそうです!(笑)
トリニティー・カレッジの学生数は17000人。キャンパス内には住めるのはたったの800人…ということですから、多少の不便があっても大変な特権ですね。
キャンパス・ツアーの申し込み&チケット購入は、カレッジの正門をくぐったところにあるデスク(屋外)にて。
『ケルズの書』のあるオールド・ライブラリー入場が含まれる、コンビネーション・チケットもあります。ツアーのスケジュール、料金などは詳細はこちらをご覧ください。→
Trinity College Guided Tours(ツアーは英語のみ)
- 関連記事
-
コメント