
オークランドからパイヒアへ行く途中に立ち寄ったファンガレイの滝(Whangarei Falls)。マイナス・イオンいっぱい!
日本滞在中に急遽決まったニュージーランドでの休暇より、昨日戻りました。
ニュージーランドは初めて行く国ではなく、かれこれ20年ほど前、添乗員時代に行ったことがありました。南・北全島の名所をめぐる周遊ツアーで、お客様に恵まれた楽しいツアーだったのでしょう、断片的ではありますが、ちょっとしたことがあれこれ記憶に残っています。
クライストチャーチのOKショップにたまたま来ていた大橋巨泉さんに会ったこと、牧場でヒツジかヤギかが私のスニーカーの靴紐をガジガジ食べてしまったこと、クィーンズタウンで「添乗員はタダでバンジー・ジャンプで出来るよ!」とオファーされたものの恐ろしくて断ったこと、ロトルアのホテルの戸外温泉プールに入りながら南十字星を眺めたこと、ルージュが楽しくて滑り止まらずお客様一同に半ばあきれられたこと…などなど(笑)。
オークランドでボートに乗って対岸のダヴェンポートへ出かけ、草の上に寝転んでいたら眠ってしまい、帰りのボートをあやうく逃しそうになった…なんてこともありました!(笑)
この時のツアーでは通り過ぎただけだったけれど、北島北部で海辺の別荘地のような素敵なところを通ったんですね。海がきれいで、静かで、おしゃれな街並みもあって。今となってはどこだったのかはっきりしないのですが、いつかこんなところにゆっくり滞在したいなあ~と強烈に思ったことが記憶に刻まれていました。
今回ニュージーランドへ行くならそこへ行きたい!…と思い調べてみて、多分、パイヒア辺りではないかと。
観光名所にこだわらず、自然に触れてゆっくりしたいという姉とも意見が一致し、オークランドからレンタカーで迷わず北上することにしました。

ドライブ途中の休憩。地球のほぼ裏側なのに、アイルランドによく似た景色がいっぱい!

かと思えば、アイルランドでは見ることの出来ないジャカランダの大木が。世界3大花木のひとつで、日本でも宮崎や熱海など冬の厳しさのない限られた場所でのみ見られます

まるでメキシコかどこかの町に迷い込んだかのよう。有名な建築家によりデザインされたガウディばりの公衆トイレが有名なカワカワ(Kawakawa)の町にあったカラフルな壁画。公衆トイレもちゃんと使わせていただきましたよ!
季節感はアイルランドの5月頃…といったところでしょうか。初夏ですね。
日差しは強くとも空気はさわやか、新緑がまぶしく、キンポウゲやデイジーといった野の花が大地を彩ります。
北半球に暮らす私たちにはなかなかピンとこないのですが、南半球では北へ行くほどに暖かく、太陽は同じく東から昇り西へ沈みますが、北の空を照らすんですね。
オークランド空港より北上すること約250キロ、到着したパイヒア(Paihia)は南国の趣き。対岸のラッセル、隣接するワイタンギといった地名にも聞き覚えがありましたから、20年前の私にまた来たい!と強烈に思わせたのはこの辺りで間違いなさそうでした。

夕方パイヒアの海辺を歩きました。まだまだ日は高く夜9時頃まで明るい!この時期、至るところで目にする真っ赤な花をつけた大木は「ポフツカワ」といい、別名「ニュージーランドのクリスマスツリー」だそう。時節を得た素敵な呼び名!

海辺のレストランでシーフードを。小ぶりだけど、ぽってりクリーミーで驚くほどおいしい牡蠣でした!アイルランドのものより、どちらかというと日本の牡蠣に似た味
パイヒアには2泊しましたが、美しい入り江を見晴らす高台のホテルに宿泊。全3室の隠れ宿で、親切でフレンドリーなオーナーご夫妻がパイヒアでの過ごし方やお勧めレストランを詳しくアドバイスしてくださりありがたかったです。→
Tarlton's Lodge
全室バルコニーとジャグジー付き。朝食はオーダー通りにバルコニーのテーブルへ運んでくれて、海を眺めながらゆっくりと朝の始まり♪

ジャグジーにつかりながら暮れゆく空を眺めて過ごす贅沢。星空も素晴らしく、眠ってしまうのが惜しいくらいでした!
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