先日、
スケッチとハーブの旅ご案内中、思いがけず素敵な場所を発見しました。
茅葺き屋根の民家が立ち並ぶことで知られるアデア(Adare, Co. Limerick)にて皆さんがスケッチ中、スケッチをしないお客様と周辺の散策。ヘリテージ・センター裏手にリバー・ウォークがあると聞き、行ってみました。

アデア・マナー・ホテルの敷地を流れてくるメイヴ川(River Maigue)。ヘリテージ・センター駐車場裏手のロンデス(Londis)というスーパーマーケットの脇から川沿いに出られます(Station Rd沿いのロンデス)

川下に向かって数分歩くと、絵になりそうな鉄橋が
アイルランド全土に鉄道が敷かれたのは、イギリス支配時代の19世紀半ばから後半にかけて。
20世紀初頭の路線図などを見ると、現在は車でしか行けないような僻地へも鉄道がのびていたことがわかります。アイルランド独立後、地方都市間の路線は徐々に廃線となり、現在は首都ダブリンから地方都市への主要路線が残るのみですが。
この鉄橋も廃線。ここを列車が走っていたなんて、さぞかし絵になる光景だったろうと思います。

柵がしてあり、オフィシャルには渡ってはいけないことになっている様子ですが…
よく見ると柵の端っこが空いていて、犬を連れて渡ってくる人が。地元の人はここを散歩道として日常的に歩いているようなので、数名が無事に渡るの見届けて、私たちも行ってみることに。

な、なんと、橋の真ん中は落ちたら大変!…なこんな状態(笑)
スリル満点のこの鉄橋を渡りおおせたチャレンジャーなお客様、3名。わーわー、きゃーきゃー、大騒ぎしてしまいました。
そして、鉄橋の先に続く廃線の線路は恰好の散歩道に。花や草木を愛でながら、童心にかえって枕木をぴょんぴょん飛びはねて歩くのの楽しかったこと!

線路は続くよどこまでも♪…リムリック~トラリー(Tralee)間の路線でしょう

全面グリーンの牧歌的な景色の中に、すっぽり埋まって歩くお客様たち
まだまだ線路を歩いて行きたかったけれど、あんまり行き過ぎると戻れなくなりそうなので、途中から舗装道路にジョインして、アデア・マナー・ホテルのゴルフ・コース前から村へ戻りました。
約1時間のリバー&レイルウェイのロング・ウォーク。普段、茅葺き屋根のある村のメイン・ストリートしか行かないアデアですが、こんな素敵な場所もあったんですね。
ウォーク後にヘリテージ・センターでお客様とご一緒に食べたアイスクリームが、いつもにも増しておいしかったです♪

こんな何気ない牧歌的な風景がなんとも印象的
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