
セイヨウシャクナゲの大木!マクロスハウスの庭園(Mucross House & Gardens, Killarney, Co. Kerry)にてR様&M様と
まだまだ長いと思っていた
R様&M様とのアイルランド夢の大周遊もついに終着地のダブリンへ。
今回は旅程づくりや手配もすべてさせていただき、ドライバーガイドでのワンマン・ツアーのご案内でしたので、長い日程がとどこおりなく無事に終了して感慨もひとしお。楽しかったと言っていただけて、お別れの時にはウルウルしてしまいました。
5月半ばから後半にかけてのアイルランドは、春から初夏への過渡期。
新緑が日に日に濃くなり、花々が季節を追って変遷していく様子が日々感じられました。お天気にも恵まれ、晴天続きの美しいアイルランドを楽しんでいただけて本当に良かったです。
この10日間を旅の道中に目にした花でたどってみますね。

旅のはじまりは菜の花畑から。ダブリンに離陸する飛行機の中から見て感激されたとのこと(過去ブログ→
ヒースロー空港日帰り出張…と車検)

旅の始まりの頃はまだポツポツと咲いているだけだったサンザシ(Hawthorn)も、終盤に向けて満開に(過去ブログ→
満開のサンザシはよい夏の兆し♪)

スレーン・キャッスル(Slane Castle, Co. Meath)に咲いていた花ぶりの小さなツツジ。こちらではよく見かける種類です

ニワトコ(Elderflower)も咲き始めました。ニワトコのトニックウォーターがおいしくて、食事の時にお客様とご一緒によく飲んでいました

旅の前半はまだ春の花も見られ、アントリム海岸やスライゴ近郊など北部では野生のプリムローズ(Primroses)も咲き残っていました

プリムローズが咲くような土手にはスミレもたくさん

こちらは初夏の花、海辺や岩場に咲くシラタマソウ(Sea Campion)。花弁の下が袋状になります。アントリム海岸にびっしり

グレンベイ国立公園(Glenbeigh National Park, Co. Donegal)のキャッスル裏手の庭園ではチューリップがまだまだ満開。写真左上はリンゴの花の垣根です

花が咲き乱れるグレンベイ・キャッスルの庭園。ここでの散策は夢のように美しかった…

グレンベイで見かけたピンクのブルーベル!

アラン諸島では初夏の陽気となり、色の濃いピンクのワイルド・オーキッド(Wild Orchids)が咲き乱れていました

バレンで見かけたマウンテンアーヴェン(Mountain Avens)。日本では「チョウノスケソウ」と呼ばれる高山植物がこれに近いようですね

マクロスハウスの見事なセイヨウシャクナゲ(Rhododendron)に感激。いろいろな色がありますが、野性種はこの色。まだまだ開花中ですので次のツアーのお客様ともまたご一緒に見られそうです

シャクナゲがケリーやコネマラ、ドネゴールなど石灰質の土壌でない地域に咲くのに対して、ハリエニシダ(Gorse)は石灰地が大好き。ダブリンに戻ってくるときに通ったウィックロウの山は今真っ黄色。2月頃から咲きはじめ、満開となった今、ココナツのような甘~い香りが放っています
写真にはなかなか撮れませんでしたが、民家の庭にはライラック、キングサリ(ゴールデンチェーン)が咲き誇り、車窓の景色を彩ってくれました。
2~11月はいつ来ても花のあるアイルランドですが、春の花と夏のはじめの花が同時に見られるこの時期は花の種類が多いので、お花が好きな方にはお勧めです♪
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