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ダブリンの老舗ステーキハウス、F.X.バックリー

日本からの友人とディナー。ダブリンにご家族もいる彼女は年に数回こちらに来る機会があり、そのたび一緒に食事をするのですが、ここ数回は決まって「肉」。
40代女子2人、お互いの近況を伝えあいながら、アイルランドのグラスフッド牛(Glass Fed=飼料を生草とする放牧牛)の赤身ステーキを思い切り食するのが恒例となりつつあります(笑)。

今晩出かけたのは、ダブリンの老舗ステーキハウスとして知られるF.X.バックリー(F.X.Buckley)。パブに入っているレストランなども含め市内に6店舗ありますが、私たちが行ったのは昨年創業30周年を迎えたペンブローク通り(Pembroke Street, D2)の本店。

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ジョージ王朝期の歴史的な街並みに囲まれた、6世代続く肉屋の一族が経営するステーキハウス

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今日は上階の席にて。奥の壁には牛の皮が。私たちが着いた時には静かだった店内も、この後、あっという間にいっぱいに…

ここのビーフはステーキ肉として最適なブラックアンガス種かへアフォード種で、2歳以上の牝牛限定。戸外で健康的に動き回り、生草を十分に食して食べごろとなったビーフ、ということですね。
部位はフィレ、サーロイン、リブアイ、Tボーン、ランプ、シャトーブリアン(2人用のみ)など。すべて28日間熟成、肉のうまみをぎゅっと閉じ込めた極上ステーキです。(個人的には熟成していないものも好きですが、一般的には熟成肉の方がおいしいとされていますね)
サイズは部位によって違いますが、8~22オンスくらいの4~5段階から選べます。(8オンス=約226グラム、22オンス=約623グラム)

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今日は混んでいたせいかこのサービスはなかったのですが、こんなふうに肉をテーブルへ持って来て部位ごとの違いを説明してくれることもあります(写真は2月に当レストランへ行った時のもの)

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メニューには牛の部位マップが

さて、私たちは悩みに悩んだ挙句、こんなチョイスでディナーを堪能しました。

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前菜に生牡蠣(半ダース)を2人でシェア。カーリングフォード湾産の、海の香り漂う小ぶりの牡蠣。ビネガーまたはトマトソースでいただきました

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こちらは私がメインに選んだ14オンス(約396グラム!)のリブアイ・ステーキ。サイドにはチップスとサラダを

サーロインにするかリブアイにするか、迷いに迷った挙句にリブアイにしましたが、友人が注文したサーロインをひと口もらって、やっぱりステーキはサーロインだなあ、とあらためて思いました。特においしいステーキハウスで上手に焼いてくれる場合は。
実は前回もこのレストランで同じように迷って、同じようにリブアイを頼み、やっぱりサーロインにすれば良かった、と後悔したのでした。ああ、食べるまですっかり忘れてた!
リブアイも十分おいしかったのですが、肉好きにはやっぱり歯ごたえと野性味のあるサーロインが王者ですね。あの、肉汁がじゅわぁ~と出てくる感じは、脂身が肉に混ざっているリブアイにはあまりないので。(その分リブアイはソフトな歯触りでやわらかいので好きな人は好きだと思います)

約400グラムをペロリ、友人が残したサーロインの端っこもペロリ。
肉の消化にかけては自信アリなので、デザートもばっちりいただきました。

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アイルランドはそろそろイチゴの季節、ストロベリー・サンデーがメニューにあったので早速いただきました。今日の私のワンピースの色と同じ♪

今日のダブリンは日中20度を越える素晴らしいお天気で、食後もまだまだ日がさんさんと差していました。
アイルランドの緑の大地の恵みを吸い込んだビーフを食し、心の底から元気と幸福感がわいてくるような気分♪

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明るいテラスでコーヒーをいただきながらの、食後のおしゃべりにしばし興じたのでした

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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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