近ごろ私の周りでは、来年から施行されることになった
日本-アイルランド間のワーキング・ホリデー・ビザのことが盛んに話題となっています。
来年2007年は日愛国交樹立50周年記念の年。その記念行事のスタートを切って、
2007年1月1日より両国の間で実施されることになったワーキング・ホリデー・ビザ。
25歳以下(特例として30歳まで)の若者が、1年間を最長として就労・語学研修を含む「休暇(ホリデー)」を過ごすことが出来るというものです。
(詳しくは
こちら)
これはもしかすると、アイルランド人にとっての方がよりエキサイティングなニュースかもしれません。
最近の若いアイルランド人は、日本に関心を持つ人がとても多いようです。Jetプログラムでの日本行きを希望する若者も、イギリスなどに比べて格段に多いと聞きます。
これまでアイルランド人のワーキング・ホリデーと言ったらオーストラリアやカナダが定番でしたが、その選択肢に日本も加わるとなれば、待ってました~とばかりに日本へ旅立つ若者も多いのではないかと思います。
一方、アイルランドで仕事に就いている日本人にとって、このニュースはある種の衝撃を持って迎えられました。というのも、
パートタイムのワーキング・ホリデー・ビザ保持者に、仕事のチャンスを奪われるかもしれない~という心配。
以前にニュージーランドへ行った時、ワーキング・ホリデーで来ている日本の若者が、観光の場面で活躍しているのをずい分たくさん目にしました。
日本人観光客の多いホテルのレセプション、観光地での簡単な案内、空港アシスタントなどなど…。
これからはアイルランドも、
日本語と必要とする簡単な仕事は、ワーキング・ホリデーで滞在している若い人々のアルバイトとなっていく可能性が強いことでしょう。
本職として観光業に携わっている私としては、今まで以上に技術を磨き、プロフェッショナルな仕事をしていかなくては廃業してしまうわ~と身が引き締まる思い…!
いずれにしても、日愛の交流がさまざまな形で盛んになるのは喜ばしいこと。
遠くて近い国、日本とアイルランド。
多くの若者に、お互いの国で楽しく有意義な体験をして欲しいですね。
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コメント
K from “石の上にも30年”
2006/10/07 URL 編集
naokoguide
最近、日本へ行きたい~とお世辞でなくて言うアイルランド人の若者が多いのに驚いてます。
2006/10/07 URL 編集