イースターのサーフィン休暇が終わり、夢から覚めたかのようにダブリンの暮らしに戻りました。
実はここ何ヶ月も私のサーフィンはスランプ状態で、海へ入っても満足に波に乗れないことが続いていたのですが、今回ついに払拭。何かがカ~ンとはじけて、以前にようにまた乗れるようになりました。
波のサイズがちょうどよかったのか、今回初めて使ってみたサーフボードとの相性が良かったのか、ケリーの青空が見方してくれたのか。理由はよくわかりませんが、めでたし、めでたし、です(笑)。
サーフィンも大満足の休暇でしたが、滞在したクロハン村の摩訶不思議な魅力にもとりつかれてしまいました。
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ブランドン山のふもとの小さな村・クロハンこういうアイルランドの、文明から取り残されたような小さな村、大好き。
地理的には隔絶されていても、村には活気があり、人々はオープンマインド。昔ながらのアイルランドが当たり前にそこにあるような、クロハン村もそんな小村のひとつでした。

村のはカウンティー・ケリー(Co. Kerry)の守護聖人をまつった聖ブレンダン教会。1900年頃建立。この地域特有の赤砂岩とネオ・ロマネスク様式のアーチがきれいです。聖ブレンダンはこの村の近く、ブレンダン湾より舟を漕ぎだし、新大陸に到達したとされる聖人です(どうやらそれはアイスランドだったらしいですが)

教会の向かいには村で唯一のグローサリー。ベイカリー(パン屋)も兼ねていておいしいパンがあるはず…なのですが、行くといつもなかった(笑)。イースター・サンデーの朝には表にテントが張られ、おいしそうな焼き菓子の販売が。あとで買いに来よう!と、これを楽しみにウォーキングに行ったのに、戻ってきたらもうなかった。ミサ帰りの村人にすべて買われてしまったそう…(涙)。小さい村のはずなのに…!

イースター・サンデーの朝は波がなかったので、谷間の湖へウォーキング。結局、行けども行けども湖は見つからず引き返したのですが(村人の言う30分は1時間くらいのことだったりする…笑)

子羊の季節。約1時間半のウォーキング中、景色はずっとこんな感じ。背後の谷間はコナー・パス(Conor Pass)です
ちなみにディングル半島の先端近くにあるこの村は、半島西端のそのほかの地域同様、今でも日常的アイルランド語を話す「ゲールタクト(Gaeltacht)」でもあります。
村人がパブの前でぼそぼそ話しているのに耳を傾けてみたら、やっぱりアイルランド語でした。
村のパブ、オコーナーズのことはおとといのブログにも書きましたが、もうちょっと書きたい。長くなるので日をあらためることにしますね。
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