昨日までの数日間、私の本「
絶景とファンタジーの島 アイルランドへ」を持ってアイルランドに来てくださった女性ひとり旅のお客様を、北アイルランドや大西洋岸の名所にご案内させていただいていました。
海外旅行経験豊富なお客様で、私と会う前の数日間はご自身でダブリンに滞在・観光。私の本を見てあちらこちらへ足を運びダブリンを楽しんでくださったと聞き、とても嬉しくなりました。
中でも、47ページ掲載の「小さな小さなイタリアン」、テラ・マドラ・カフェ(
Terra Madra Cafe, Dublin 1)のパンナコッタが絶対食べたい!と熱い想いでレストランを訪ね、本を見てはるばる来たことを伝えたら、レストランのスタッフが大喜びで歓迎してくれたとのこと。
カフェラテにお客様のお名前を、なんと英語と漢字の両方で描いてくれたそうです!
→過去ブログ:
お気に入りのイタリアン、テラマドラカフェそして旅の最終日の夜。
ダブリンでもう一度テラ・マドラ・カフェへ行き、あのパンナコッタを食べ納めしたい!とおっしゃるので、ではぜひ行きましょう!と意気込んでテーブル予約の電話を入れるも、バレンタインズ・デーの夜であいにく満席…。それでもあきらめきれず、夜9時過ぎならテーブルに空きがあるとのことでしたので、近くの別のレストランで食事をしてから時間を見計らって小さなレストランの扉をたたいてみたのでした。
再びやって来たお客様の顔を見るなり、スタッフは大喜び。
店内はまだまだ混んでいましたが、「パンナコッタだよね!」と2階の追加席にまるでVIPのごとく案内され、おいしいコーヒーと共にふるまってくださったのでした。
あ~、あきらめずに来てみてよかった!

お客様をうならせた伝説のパンナコッタ!お酒につけたチェリーがのっているのがポイント
このパンナコッタ、何がほかと違うのかうまく言えないのですが、ひと口食べるとふわ~んと優しさが伝わってきて、モチモチの食感とほのかな甘さで全身が包まれるような感じ。これぞ癒しの味、そして、幸せの味!
おいしさに共感してくださったお客様とご一緒にいただくことで、より味わい深く、幸せ度が増した気がしました。

ランチョンマット代わりにテーブルに敷かれているペーパー。このお2人はイタリア人オーナーに家庭の味を伝えてくれた、故郷のご親戚だそう
このレストランを本に掲載したのは、料理の味や雰囲気はもちろん、ひとり旅の日本人女性でも入りやすく、居心地よく食事していただけるかな、と思ったから。
本の発売以来、何人かのお客様が本を持って食事に訪れたとのこと。私の本が旅人とレストランとのコミュニケーション・ツールにもなっていることを知り、とても嬉しくなりました。
去年の今頃、必死で(いえ、本当はかなり楽しく!)執筆していたこの本がこうして世に出て独り立ちし、今こうして皆さんの旅のお供をさせていただいていることに、ただただ感激しています。

見過ごしてしまいそうなさりげないレストランの入り口。通りに面した地下が入り口です
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