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ウラッド&デューク・スペシャル in ウィーランズ

昨晩は友人のパトリシアに誘われて、ダブリンでお馴染みのライブ・ベニュー、ウィーランズ(Whelan's, Dublin 2)へ。
ウラッド(Ulaid)とデューク・スペシャル(Duke Special)がコラボするギグを観に行きました。

ウラッドは2016年に結成された3人組の伝統音楽バンド。日本でも人気のアイリッシュ・トラッド・グループ、ルナサ(Lunasa)の結成時メンバーだった、イーリアンパイプ&フルート奏者のジョン・マクシェリー(John McSherry)のいる実力派バンドです。

そして、ドレッドロックがトレードマークのシンガーソングライター、デューク・スペシャルですが、ジャンルにとらわれず新しいことに挑戦し続ける彼らしく、近頃はさまざまなアイルランド伝統音楽のミュージシャンたちとコラボして、新境地を築いているようです。
※過去ブログ→ベルファースト出身のピアニスト&ソングライター、デューク・スペシャル

このジャンルの異なる2組のミュージシャンがどこで交わるかというと、「同郷」であるということ。
デュークはベルファースト出身、ウラッドもベルファーストを含むアイルランド島北東部カウンティー・アントリム(Co. Antrim)在住。(「ウラッド」というバンド名は、古代にその地域を治めた王国名に由来)
今回のギグは彼らがコラボしたニュー・アルバム「A Note Let Go」のお披露目だったのですが、このアルバムこそが彼らの故郷への想いやリスペクトを結集させたものなのです。

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贅沢にも最前列、デュークの目の前にすわりかぶりつきで鑑賞。左3人がウラッド、右のキーボードがデューク

デューク・スペシャルのコンテンポラリーなサウンドを聴きなれている私の印象は、ひとことで言えば、デュークが演歌を歌っているような感じ(笑)。
ソロの時の彼とはまた違った表現力。造船の町ベルファーストを歌った「Shipyards of Belfast」など、心にしみわたる曲が次々披露されました。


Duke Special & Ulaid perform "Shipyards of Belfast" (RTE MUSIC)

ギグ中のMCでも語られていましたが、このアルバムは19世紀末~20世紀初頭にベルファーストで伝統芸能や詩やアートの奨励・継承に尽力したF.J.ビッガー(F.J.Bigger, 1863-1926)という人のコレクションにインスピレーションを得たものだそう。
ベルファースト南のモーン山中にあるスタジオで、暖炉の火が赤々と燃える中、2晩かけて公開レコーディングしたそうです。

ところでギグ中、ウラッドのフィドラー兼MCのドナル・オコナー(Dónal O’Connor)は、ドゥーク・スペシャルを本名の「ピーター」で呼んでいました。
ドレッドロックにバロック調メイクの彼がピーターだなんて、なんだか平凡すぎませんか?(笑)
アイリッシュ・トラッドの繰り返し調の演奏にただでさえ私は集中しにくいというのに(演奏者の方、すみません。音楽センスのない私には全曲同じに聴こえてしまうんです!)、ドゥークは本当はピーターか…なんてどうでもいいことが頭の中をぐるぐるしてしまって…(笑)。

着席のギグは久しぶりでした。個人的にはノリのいいにぎやかなステージの方が好きですが、こういう演歌とか舟歌みたいなものをじっくり聴かせるギグもたまには悪くないな…なんて思ったりしました。

「A Note Let Go」の視聴、CD購入はこちらから。

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。
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