日本で開催される2019年ラグビー・ワールドカップの日程が発表され、日本は第2戦目でアイルランドと対戦(2019年9月28日(土)1615静岡エコパスタジアム)することになりましたね。
その4年後、
2023年の開催地にはアイルランドも立候補しているのですが、そちらのキャンペーンもいよいよ大詰めとなり、連日話題となっています。
→公式HP:
Ireland2023立候補しているのはアイルランド、南アフリカ、フランスの3か国。11月15日(水)にロンドンで行われる各国からの投票により正式に決定されますが、先日、ワールドラグビー(ラグビーユニオンの国際統括団体。本部はダブリンにあり)が南アフリカを開催国に推奨すると発表。
会場設備やインフラ、商業的な成功、試合や応援の環境など7項目を査定した評価報告に基づく発表で、ブックメーカーではイチ押しだったアイルランドは3か国中最下位に。かなりがっくりきています…。
それでもまだ完全に希望が消えたわけではなく、15日の投票で、39票中20票以上獲得すれば良いよう。
各国に分配された票の内訳は、アルゼンチン、オーストラリア、イングランド、イタリア、ニュージーランド、スコットランド、ウェールズがそれぞれ3票ずつ。アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北米、オセアニア、南米、日本がそれぞれ2票ずつ。カナダ、ジョージア、ルーマニア、アメリカ合衆国がそれぞれ1票ずつ。
15日の最終決定まであともうちょと、アイルランドはあきらめずにキャンペーンを続けます。
「世界一、魅力的なラグビー・ファンがいる国!」というのがアイルランドの最大のウリですが、アイルランドにとっていちばん素晴らしいことは、この誘致に成功したら統一アイルランドがラグビー・ワールドカップで実現するということ!
ラグビーのアイルランド・ナショナルチームは北アイルランドも含めた統一アイルランドで編成されます。アイルランドのラグビー・ナショナルチームは政治的な隔たりを超えた「南北統一アイルランド・チーム」なのです。
このワールドカップは南北アイルランド全島が行う一大イベントであり、単なるスポーツ・イベント以上の意味を持つ、いわば国民の悲願。歴史の軋轢を乗り越えてきたアイルランドが、世界に平和と希望の風を吹かせるきっかけにもなることでしょう。
その意義が理解され、15日の決定式では、運命の女神がアイルランドに風向きを変えてくれることを願っています!
ワールドカップ誘致の公式アンバサダーである、元アイルランド代表のスーパースター、ブライアン・オドリスコルが筆頭に登場する誘致ビデオ。多くの人の想いが伝わってきます(11月3日のIrish Independentより→
Ireland's hopes of hosting 2023 Rugby World Cup suffer another crushing blow)
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コメント
ようはっぱ
あー、クロークパークがいっぱい出てる。
私は2023年の決勝戦にはあそこに座ってる予定です!
もう、すっかり2013年のラグビーワールドカップはアイルランドになるんやと思い込んでたんで、ワールドラグビーが南アを推薦したってニュースにびっくりしました。
個人的なことを言えば、この夏食べ損ねたアイリッシュシチューを2023年に食べるつもりだったんで、ぜひぜひアイルランドで開催して欲しいです。
夏に行ったクロークパークツアーで感じたアイルランドの人たちの思いを、開催されて観に来た世界の人にも感じて欲しいです。
2017/11/07 URL 編集
naokoguide
南アが推薦されたのは私も驚きました。項目の中に安全性というのがあるのですが、アイルランドがなぜ3か国中最下位?南アは犯罪が横行していてファンが安全に球場移動するには不安があるし、フランスはテロで厳戒態勢になったばかりだし。
球場も大きければ良いというものでもないでしょう。世界から人が来なければ埋まらないわけですし。
これ、ちゃんと審査してるのかしら?…と私でも思ったくらいですから、こちらのラジオなどでもさかんに言われています。
2017/11/07 URL 編集