石灰岩の岩が露出する珍しい光景が広がるバレン(Burren, Co. Clare)の入口にある手作りチョコレートの小さな工房が、バレンの新名所として人気。
先日、周遊ツアーの途中にお客様をお連れして立ち寄ってみました。
ヘイゼル・マウンテン・チョコレート工場Hazel Mountain Chocolate FactoryOughtmama, Bellharbour, Co. Clare
(Kinvaraから車で約15分)
オープン 10:00-18:00

可愛らしい赤いドアと窓が目印。カフェ、ショップ併設
2014年に立ち上げたチョコレート工房は、チョコレートの原料であるカカオ豆からチョコレート・バーになるまでを一貫して行う今流行りの「ビーン・トゥー・バー(Bean to Bar)」スタイル。
コスタリカやニカラグア産の厳選されたカカオ豆を仕入れ、ここバレンの地で自家焙煎。粉末にしてチョコレートの塊にてし、3週間熟成させることによりまろやかな舌触りのチョコレートが出来上がります。(チョコレートも熟成させるなんて知らなかった!)
アイルランドの市販のチョコレートは、チョコレートの塊をベルギーから買うのが普通ですが、ここでは一から手作りされます。

店内の様子。この日は時間が限られていたので工場ツアーには参加せず。皆さん、各種チョコレートを試食しながらおみやげのチョコレート探しに夢中

定番のアイリッシュ・ミルクチョコレート。パッケージのレトロな写真はオーナーのご先祖!

生チョコは好きなチョコを自分で箱に入れます

店内のインテリアが何かと素敵!
この日はカフェは利用しなかったのですが、実はここのホットチョコレートが絶品なのです。
私の本、「絶景とファンタジーの島 アイルランドへ」の108ページでご紹介している同メーカーのゴールウェイ市内のショップで何度か飲んだことがありますが、まるでカカオ豆のエキスそのものを飲んでいるかのような濃厚さ。レトロなやかんから注いでくれるのもうれしい♪

ゴールウェイのショップにて(2017年3月撮影)。ゴールウェイ店→6 Middle Street, Galway
メイド・イン・アイルランドのチョコレートは各種ありますが、ビーン・トゥー・バーのものはまだまだ少ないので貴重。ミルクもダークもどちらもおいしいです。
バレン観光の途中の休憩にぜひ。

工房の入口ゲートはカカオ豆の産地を思わせるようなアメリカンな仕立て。背後にバレンの丘が見えます
≪8月26日追記≫
昨日、再び立ち寄り、今度は時間があったので使用されているカカオ豆や製造方法についてじっくり説明していただきました。
工場で大量生産されるチョコレートは西アフリカ産のフレーバーのない、ココ・バター含有量の高い豆を原料としているが、ここではキューバ、コスタリカ、ニカラグア、マダガスカルの風味が強く、ココ・バター含有量の低い豆が原料。要するに香料を混ぜることなく、カカオ豆そのもののおいしさをウリにしたチョコレート、というわけです。

チョコレートについて熱く語るスタッフの方

工房&ショップの入口。屋根に草が生えているのがいい感じ

カフェも可愛い♪
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