
ランベイ島を見晴らすポートランのモーバイル・ホーム・パーク
友人スティーブンのご家族が海辺に所有しているモーバイル・ホームに招待していただき、遊びに行ってきました。
モーバイル・ホームとは海辺などの景勝地にある休暇用の簡易住居。日本ではトレーラーハウスと呼ぶのでしょうか、トレーラ-の体裁であっても移動目的ではなく、特定の場所に設置されたホリデー・ホームのことです。
そこはダブリン市街地から車で30分ほど、ダブリン北郊外のポートラン(Portrane, Co. Dublin)という知る人ぞ知る静かな海辺。
とくに目立った観光名所もないので地元の人しか来ない、ちょっぴりひなびた雰囲気の静かな場所です。
スティーブンのお父さんとお母さんは今から50年前、この地に夏の家を構えた最初の人だそう。キャラバン・カー(今で言うキャンピング・カーのこと)でたどり着き、以来、夏をここで過ごすことに。
当時ここは農地で、家畜を追いやり、海へ降りる石段を自力で作り、徐々に住みやすく整えていったそうです。

子供たちが思いきり海で遊んだあと…

シカやワラビーが住むという、アイリッシュ海沖のランベイ島(Lambay Island)が目の前に見えます
実はこの日の朝、スティーブンご家族と一緒にランベイ島を周遊するボート・クルーズに行く予定でしたが、車のキーを家の中に置いたままドアを閉めてしまうという情けないハプニングが起こり、急きょ参加を断念。
予定を変更して夕方にモーバイル・ホームを訪ね、スティーブンと一緒に沖へ小一時間、サーフボードでパドルして海を楽しみました。
大きなアザラシが至近距離の岩の上で手を振ってくれたり(多分・笑)、巨大な鵜が岩の上から次々飛び立っていく様は野生の王国さながらの世界。ウォータープルーフのカメラが手元にないのが残念です。
ここはサーフィンできるような波はきませんが、静かな海をおしゃべりしながらゆっくりパドルするのも楽しいものです。
ロースト・チキンのディナーをいただいたあと、暮れゆく空を楽しみながらみんなで散歩。
90歳になるスティーブンのお母さんも、気持ちのいい夏の夕べを楽しみに一緒に歩きに来ました。今から50年近く前、この海辺で産気づいて病院に行き、スティーブンのお兄さんを産んで2日後に赤ちゃんと一緒に海辺へ戻ってきて、みんなに驚かれたという話を懐かしそうに繰り返し話てくれました。

昼間はかなり雨が降ったのですが、きれいな夕焼け空となりました

ランベイ島の見える東の空はまだまだ明るい。これで夜9時半です!
スティーブンもスティーブンのお兄さんも、ここには楽しい夏の思い出がいっぱい。それを今、子供たちに体験させようと一生懸命です。
散歩から戻っても休むことなく、物干しロープとシーツで家の中にスクリーンを作り、アイスクリームやポップコーンを食べながら楽しかった1日の写真上映会が始まりました。楽しかった1日を家族みんなで振り返りワイワイする時間は、子供にとって何より楽しいひとときですね。

写真上映会のはじまり、はじまり~。スティーブンの家族3世代+いとこ+犬のスノーウィー+遠い国からやってきた私(笑)
この夜子供たちは、子供だけで屋外のテントで寝ることになっているのでワクワク、ドキドキです。ベッドへ行く前に花火でしめくくり!

こういう手持ち花火、懐かしい。子供の頃、夏休みに花火をしていい日といけない日が学校で決められていて、していい日が本当に楽しみでした…♪
私も子供時代、家族や親せき、いとこたちとこんなふうに楽しい夏休みをたくさん過ごしました。
この日はちょうど実家の町の花火大会で、家族親戚がBBQを楽しむ写真が姉から送られてきたばかり。自分の家族の夏の行事にはなかなか参加できないけれど、スティーブンのご家族のおかげで、子供時代の夏休みのような楽しいひとときを過ごさせていただきました♪
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