
最終のウォーターフォード公演にて、出演者&観客みなで記念撮影!(茂山一座の許可をいただき掲載しています)
アイルランド3都市でのW.B.イエーツ、小泉八雲の狂言公演の関係者&ツアーのご案内が終了し、皆さま無事に帰国の途につかれました。
茂山千五郎家の皆さん、講師として出演された真鍋晶子先生と小泉凡先生、そして鑑賞ツアーにご参加の皆さん、お疲れ様でした!
狂言の面白さ、素晴らしさに魅せられた私は、すっかり茂山千五郎家のファンに。
Embassy of JapanのFBページから公演のごく一部をご覧いただけます。『蟹山伏』のカニ・チョップはしばらくマイ・ブームになりそう(笑)。
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猫と月(W.B.イエーツ作)→
ちんちん小袴(小泉八雲作)→
蟹山伏(古典狂言)
今回の公演パンフと、プレゼントしていただいた茂山千五郎家著『和伝書 狂言・茂山千五郎家の和らい』

皆さんのサイン入り、嬉しい♪

間もなく14代を襲名される茂山千五郎(正邦)さん。今回のアイルランド公演に出演された茂山茂さん、松本薫さん、島田洋海さん、山下守之のお写真のページそれぞれサインをしてくださり、感激
ご同行された小泉八雲の曽孫さんの小泉凡先生からも、いろいろな興味深いお話しをうかがう機会があり、とても勉強になりました。
アイルランドと日本という東西それぞれの地にて、同時代に民話神話の収集をし、妖精学に傾倒したイエーツと小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。この2人のつながりについてこれまで考えてみたことがありませんでしが、2人が書簡で親交があったことを今回あらためて知りました。
凡先生のお話しによると、アイルランド好きを公言しなかった八雲ですが、自分はアイルランドの事物を愛している、と唯一イエーツへの手紙の中で述べているのだそう。
イエーツも自身の書物の中で八雲に触れており、魂の再生を信じる心を日本人の中に見出した人、といった書き方をしています。
死後何十年も経ってから、故郷アイルランドの地で2人の想いがひとつになり、狂言という日本の伝統芸術でそれが表現されたというわけです。
イエーツも八雲も天国で大喜び、この世とあの世のすき間をぬって、降りてきていたかもしれません。

イエーツゆかりの地スライゴの若きイエーツの壁画
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