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ジャック B.イエーツとポール・ヘンリー展、開催中(リムリック)

ダブリンで開催中のフェルメール展に加え、この夏、リムリックでもエクサイティングな絵画展が行われています。

Jackbyeatspaulhenryhuntmuseum

ジャック B.イエーツとポール・ヘンリー展
Jack B.Yeats and Paul Henry - Contrasting Visions of Ireland
期間: 2017年6月2日~9月30日
場所: ハント博物館(Hunt Museum Limerick)
入場料:€8(常展の見学含む、学生・シニア割引きあり)

20世紀アイルランドを代表する画家2人の作品50点が一挙に公開。ダブリンの国立美術館、ハント博物館の常展にもある2人の絵画ですが、今回の特別展は個人のコレクションを含む通常は一般公開されることのない珍しい作品が多く含まれているとのこと。
「対照的な視点から描かれたアイルランド」というテーマも興味深く、題材や作風が異なる同時代の2人の作品を比較しながら観賞するという趣旨のようです。

ジャック B.イエーツ(Jack B.Yeats, 1871-1957)は言わずと知れたノーベル文学賞受賞の文豪W.B.イエーツの弟。初期の頃は挿し絵画風ですが、晩年になるにつれ抽象的なタッチに画風が変化していくのがユニーク。
ポール・ヘンリー(Paul Henry, 1876-1958)はアイルランド西海岸の牧歌的かつミステリアスな風景を多く描き、20世紀初頭のアイルランド鉄道のポスター画の原画にもなりました。

リマリックはツアーで立ち寄ることが少ないので、この展示を観るためだけにわざわざ行こうかなと計画中。
ハント博物館はかれこれ10年以上ご無沙汰ですが、お気に入りの博物館のひとつです。アンティーク収集家のハント夫妻の個人のコレクションを集めた博物館で、古代ローマやエジプトなど、世界中の骨董品や発掘品2500点を収蔵。
雑多なコレクションがおもしろく、なんと、イエス・キリストを身売りしたユダが手に入れた銀貨30枚のうちの1枚も展示されています!



コメント

An Atlantic Drive

ハント博物館所蔵のジャック B.イエーツの「An Atlantic Drive」がお気に入りです。この絵を見ると、シングの戯曲「Ridres to the Sea(海へ騎りゆく者たち)」を思い出します。スライゴーとドニゴールの違いはありますし、女性3人(だと思います)を乗せて海岸を行く「An Atlantic Drive」の方が明るさはありますが、どんよりと曇った空と荒々しく波立つ大西洋を見ていると、こんな海で命を落としたんだなあと「Ridres to the Sea」のストーリーを思い出します。
ハント博物館はこじんまりしていて、私もお気に入りの博物館です。もし今回の企画展に行かれたら、ぜひブログに載せてください。

Re: An Atlantic Drive

dackeyさん、ハント博物館ファンがいらして嬉しいです!
「An Atlantic Drive」は私も好きな絵です。シングのアランの随筆の挿絵を描いたのがイエーツですから、両者の世界は見える人にはオーバーラップして見えますよね。
ハント博物館のことはこれまでブログに書いたことがなかったので、今回行って来たらアップします!

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。
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