
ついにやって来た!有名なグラストンベリー・トー(Glastonbury Tor)
今回ご案内しているグループさんは、ケルトに関連したイギリス、アイルランドのスピリチュアル・スポットがテーマ。
今日は終日、イングランドきってのパワースポットとして知られるグラストンベリーで過ごし、朝いちばんに聖ミカエル教会の塔の廃墟が残る、グラストンベリー・トーと呼ばれる丘へ登りました。(「トー」とは「丘」の意味)

海抜145mの丘の上へいざ。斜面につけられた歩道をのぼること約15分、風が気持ちいい

山頂からは南西イングランドの豊かな田園風景が360度眺められます
古代ケルトの時代、女性ドルイドの修行の場であったというグラストンベリー。今回初めて知ったのですが、アイルランドの守護聖人である聖パトリック、そして聖ブリジッドも訪れたとか。
かつてこの地は湿地帯で、グラストンベリー・トーは沼地の中に浮かぶ島だったそう。ここがアーサー王伝説のアヴァロン島だと考えられてきたのも、孤立した島だったからなんですね。納得。
丘のふもとのチャリス・ウェル(Chalics Well=聖杯の泉)は、イギリスに数ある聖なる泉のなかでもとても古いもののひとつ。
イエス・キリストの遺体を引き取り埋葬したアリマタのヨセフとマグダラのマリアが、イエスが十字架にかけられた際にその血を受けた聖杯をここに埋めたところ、水がほとばしり出たのだそうです。
まるでイエスの血のごとく赤く、鉄分を含んだヒーリング・ウォター。

泉の蓋のデザインが美しい
泉の周辺は素敵なガーデンとなっていて、ジョン・レノンが座って瞑想し、「イマジン」が降りてきたと言われる場所もありました。
大天使ミカエルにまつわるレイ・ライン、マリア様にまつわるローズ・ラインの2つのスピリチュアル・ラインが交差する地点でもあり、男性性と女性性のエネルギーの交点であるというのも興味深い話です。
グラストンベリーの街では、伝説のアーサー王とその妻グイネヴィアが眠ると言われるグラストンベリー・アビー(Glastonbury Abbey)の壮麗な廃墟も見学。

ロマネスク様式の美しいアーチが残っています
ここに聖パトリック礼拝堂があり、聖パトリックのステンドグラスや、グラストンベリー・トーにやって来たときの様子を描いた壁画が。
その話は後日、時間のある時にゆっくり書くことにします。
アイルランドとつながることも多く、興味が尽きないグラストンベリー観光の1日。
街のティールームでおいしいスコーン&サンドイッチもいただき、アイルランドと似ていて違う、お隣りの島を満喫しています。

スコーンにたっぷり添えられたクロテッド・クリームは、南西イングランドならではの本物のおいしさ♪
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コメント
梶原 浩徳
2017/06/19 URL 編集
naokoguide
とっても忙しくなってしまって、更新が滞っていますが、そのうち書きますね。
コメントいつも、嬉しいです。
2017/06/30 URL 編集