北アイルランドの国境沿いにあるベリーク陶磁器工房(
Belleek Potterty, Co. Fermanagh, Northern Ireland)へ。
19世紀半ば、地元のアマチュア鉱物学者ジョン・キャドウェル・ブルームフィールド(John Caldwell Bloomfield)が立ち上げ、ジャガイモ大飢饉後の失業対策にもひと役かったという、歴史ある工房です。

職人、事務職員合わせて総勢100名ほどの小規模な工房は今も従業員はほとんど地元出身者
工房見学ができ、職人さんがひとつひとつ手づくりで制作している様子を見ることができます。
ベリークの特色のひとつである、表面に浮き彫りのように入ったバスケット模様の秘密も見られます。アラビア・ゴムを混ぜた陶土を機械でスパゲッティ状にし、それをまさに籠編みのごとく編んでいくのです。
1857年創業、今年2017年は創業160周年に当たり、なんと明日がその日だそう。お祝いにグループにひとつづつ記念品がプレゼントされるという粋な計らいも。くじ付き番号もくれて、のちほどグループ内で大抽選会をして盛り上がりました!

創業160周年記念の絵皿。ベリークでは創業以来、10年ごとに限定品を生産しています

日本ではネコ・ブームだそうですが、こんな可愛いシャムロック付きのネコちゃんの置物も。ネコをご自宅で飼っているというお客様は早速、購入しておられました
大自然の観光が多いアイルランドですが、時おりこんな伝統工芸に触れるのも旅のよいアクセントになり、皆さん楽しんでおられました。
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