可愛い町がたくさんあるアイルランド南東部。
ヘリテージ・タウンとして知られる城下町リズモア(Lismore, Co. Waterford)も、私のお気に入りの町のひとつです。
18世紀の
リズモア城(Lismore Castle)は、
現在も公爵家が所有する「ホンモノ」のお城。

18世紀、4代目デボンシャー公爵によって新築された現在のリズモア城ですが、前身となった中世の城の
歴代の持ち主にもそうそうたる顔ぶれが。
まずは、
アイルランドにジャガイモをもたらしたサー・ウォルター・ローリー(
Sir Walter Raleigh、1552または1554–1618)。そして
「シャルル・ボイルの法則」で知られるロバート・ボイル(Robert Boyle、1627-1691)もここで生まれ育ちました。

ロバート・ボイルを記念するプレート
また、
亡きケネディ大統領の妹カスリン(彼女も飛行機事故でなくなっています)が、英国貴族と恋愛中に、一時期この城に滞在していたこともあります。
見事に手入れされた庭園は、一般公開されています。
果樹園で落ちたリンゴをほおばりながら(これぞ禁断の味!おいしかった)、
花壇や菜園をめぐり、
イチイの森を優雅に散歩してきました~。






リズモア・キャッスル・ガーデン
開園:毎日1.45pm-4.45pm(4月10日-10月3日、6-8月のみ11am から)
- 関連記事
-
コメント
makoto
2006/09/04 URL 編集
naokoguide
ウォルター・ローリーのじゃがいも話はなかなか面白いので、また今度、詳しくブログに書かせていただこうと思ってます。
19世紀の半ば、ジャガイモが病気にかかり、アイルランドは人口が半減する大飢饉に見舞われました。移民の伝統はそれ以前からあったものの、ジャガイモ大飢饉で移民した人は100万人。餓死した人も100万人。
今も「飢饉村」と言って、当時、村人が全滅して打ち捨てられてしまった村が残っているくらいですから、すざましいものです。
2006/09/04 URL 編集
Pearl
な~んてステキなところを2人は歩いているのでしょう!!
アイルランドってまだまだ沢山ステキなところがありますねぇ。
まだまだ何度でも行けそうです。
2006/09/05 URL 編集
naokoguide
まだまだ、何度でも来ていただけるように、いいところ沢山、発掘しておきますね!!
2006/09/06 URL 編集