今日は2017年初のガイディングで、お客様をグレンダーロックへご案内しました。
今朝は気温がぐっと下がり、ダブリンにしてはピリッと寒い日でしたが、風がまったくなくなんとも気持ちのいい冬の日。フレッシュな山の空気を楽しみながら、遺跡見学後、アッパー・レイクまで30分程のハイキングにご案内しました。
「この辺りにシカがいるかも…」とお客様にお話ししたとたん、目の前に発見。最初は1頭しか見えませんでしたが、よく見るととなりにもう一頭、またとなりにもう一頭…と草の中に数頭が点在。

保護色で見えにくいですが、木の下に2頭います
これはこちらで「シッカ・ディアー(Sika Deer)」と呼ばれる、19世紀に日本から入ってきたシカでしょう。(アイルランド人はシカ
Deerであることを知らない…)
そういえば、このところたて続けてにダブリンとウィックロウのレストランでシカ料理を食べました。シカのタルタルと、シカのロースト。最近は食用のシカ・ファームがあるらしく、冬の料理として高級レストランなどで需要があるようですね。
かつては頭数制限のために撃ち殺したシカをレストラン業者が引き取って、シカ料理を出していましたが、2000年代初め頃にEUの規制で検疫が義務付けに。そうなるとコストがかさみ、レストランは採算が合わなくなり、ベニスン料理がアイルランドのレストランから姿を消した時代もありました。
これだけビーフとか食べるものがあるのに、食用のシカを育てなくてもいいようにも思いますが、高級食材とはそういうものなのでしょう。私も現に食べてしまったことですし。
そんなことをお客様とお話ししたりしながら、2017年の初ガイディングを楽しく終えさせていただきました。
- 関連記事
-
コメント
Yuki
日本からアイルランドへシカが入っていたなんて…
勉強になります。
ところで、私は来月末に念願のアイルランドへ行くための計画を立てています!ナオコさんのブログを参考にさせていただきますー!
2017/01/26 URL 編集
naokoguide
アイルランドにいらっしゃるんですね。ブログがお役に立てればうれしいです。
楽しいご旅行になるよう心より願っています!
2017/02/01 URL 編集