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国内最大級、ブラウンズヒル・ドルメン

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ドルメンと9月の空!ブラウンズヒル・ドルメン(Brownshill Dolmen, Co. Carlow)にて

古代遺跡の密集度がヨーロッパ一と言われるアイルランド。
石器~青銅器時代の巨石古墳だけで約900、鉄器時代の砦も含めると、北海道とほぼ同じサイズの島に1000近い数の古代遺跡が点在していることになります。

900ある巨石古墳のうち、ドルメン(Dolmen)と呼ばれるポータル・トゥーム(Portal Tomb=支石墓)が約200。紀元前4000年頃に始まる新石器時代にさかんに作られた墓の形で、ドルメンという呼び名はフランス北部のケルト人が話していたブルトン語で「石のテーブル=ドル・メン(Dol Men)」の意味だそうです。
支石を数個(5個の場合が多い)並べて、その上に蓋をするように天井石を載せる。その形が石のテーブルのように見えるということですね。

9月に遺跡好きのS様ご夫妻をご案内させていただいた時、このドルメンを数え切れないほどご一緒に見に行きました。ルート上にあるものを事前にチェックしておいて、行程に余裕が出来ると、「○×ドルメンがこの近くにあるので行ってみましょう!」なんてお声がけをして立ち寄っていました。まるでドルメン巡りの旅(笑)。

これがなかなか面白くて、場所を調べていざ行ってみても、畑の真ん中にあってアクセスできなかったり、牧草地に囲まれた車がやっと一台通れるくらいの道に迷い込んでしまい、思わぬ別の発見(聖なる泉とか、御神木とか)があったり。

ドルメンは基本の形は同じでも、それぞれに風情があります。畑の中にあったり、路傍にさりげなく立っていたり、石の種類によって全く形が違って見えたり…。
古代人の墓ではありますが、今や日本のお地蔵様的な、土地の守り神かのよう。ドルメンは個人の墓ではなく共同墓地ですから、古代人の儀式の場であり、集合場所のような役割を担っていた可能性は大いにあり得ます。

S様ご夫妻をご案内した数々のドルメンの中でも、特に大きく、印象的なのがこちら。冒頭写真でも紹介させていただいた、カーロウ近くのブラウンズヒル・ドルメン(Brownshill Dolmen, Co. Carlow)です。

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犬を連れてお散歩中の地元の女性。古代の巨石に触ってエネルギー・チャージ…かな?

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後ろから見るとこんな形。まるでキノコのよう

このドルメン、テーブルの台に相当する天井石は推定100~150トン。国内最大級です。
麦畑の真ん中にありますが、道路から歩道が作られており、アクセスできるようになっています。(徒歩2~3分)

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支石に囲まれた墓室(天井石の下)。ここに死者の遺灰・遺骨が、両手ですくえる分量位づつ置かれました

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道路からの眺め。麦畑の真ん中にぽつりとある一本の木の左隣りがドルメン

※カーロウ(Carlow)から東へ約3キロ、R726(Hacketstown Road)からアクセスできます(道路から見えます)。車のルノー(Renault)のショールームの斜め向かい。

※ブラウンズヒル・ドルメンの過去ブログ→巨大!ブラウンズヒル・ドルメン(10年も前の記事でした!)

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アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。
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