
拍手鳴りやまず、感激のフィナーレ
週末は久しぶりに東京で過ごし、
アイルランドの伝統音楽バンド、ルナサ(Lunasa)が出演するミュージックプラントさんの20周年コンサートへ。東京でアイリッシュ・ミュージックを聴くという、私にとっては貴重な体験(!)をさせていただきました。
2日間のコンサートの初日にうかがったのですが、会場は開演前から待つ人でいっぱい。以前にアイルランドでお仕事をご一緒させていただいた方にばったりお会いするなど、ちょっぴりアイルランド同窓会みたいな雰囲気も。
ルナサに続き、グリーンランドのナヌーク(Nanook)、スウェーデンのヴェーセン(Vasen)が次々に演奏。休憩時間には自由参加のセッション・コーナーもあって、会場内の一角がアイルランドのカウンティー・クレアかどこかの田舎のパブの夜…みたいなムードになっていたのも面白かったです(笑)。

最後は3組同時にステージに登場、夢の共演となり、大盛り上がり!ステージ後方にルナサ、手前がヴェーセン、奥がナヌーク
3組それぞれ素晴らしかったことは言うまでもないですが、今回個人的に感激したのは、グリーンランドの
ナヌーク。
ルナサは私にとってはお馴染みですし、ヴェーセンもケルト音楽系バンドとして聴いたことがありましたが、ナヌークに関しては予備知識ゼロ。グリーンランドで人気のロックバンドということで一体どんな曲なのか興味津々でしたが、想像以上に良かった!
彼らが歌い出したとたん「うわ~」と引き込まれてしまって、グリーンランド語の曲が披露された時にはなぜかウルウルしてしまいました。
そんなナヌークの、歌う前の自己紹介にもしびれました。「グリーンランドから来たナヌークです。グリーンランドで毎日見えるオーロラが、(ここでは見えなくて)恋しいです」…だって!
青空でも星空でもなく、オーロラが日常ってすごくないですか。東京の空を見上げて、「星が見えないね~」じゃなくて、「オーロラ見えないね~」って言い合ってるのかな、スゴイ。
添乗員時代にグリーンランドへ行ったことがありますが、かれこれ20年以上も前のこと。今回来日したナヌークの2人はやっと生まれた頃かも(笑)。もはや記憶もおぼろげですし、その時は夏でしたので、今度は毎日オーロラが見える冬のグリーンランドにも行ってみたいものです。
ルナサもそうですが、ナヌークも、聴いていると時空を超えて想いがさまよいます。アイルランドよりさらに西でさらに北の大地への憧れが呼び覚まされました。
(ナヌークは2月にも来日予定。東京と京都でコンサートに演奏するようです、ご興味ある方はぜひ。→
Ice Station)
ちなみに、ルナサの面々がまるでアイルランドのパブで演奏しているかのごとく、日本のステージでも「そのまんま」だったのも良かったなあ(笑)。
ミュージシャンが主役にならない感じ…とでも言いましょうか、主役はあくまでも音楽で、演奏者も聴衆もおまけ…みたいな、パブで演奏しているときと同じ空気感。アイルランドの伝統音楽の演奏者って、エンターテイナーというより職人っぽいのです。それがステージでも損なわれていなくて、ああ、やっぱりいいなあ~としみじみ嬉しくなりました♪
ルナサのショーンにも久しぶりに会えたし(それも日本で!)、アイルランドつながりの友人知人とも会えて、とても楽しい数時間を過ごさせていただきました。
ミュージックプラントの野崎さん、素敵なコンサートをありがとうございました。野崎さんの情熱&パワーにはいつも頭が下がります、素晴らしいお仕事にただただ感激♪
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