
深い深いナルニアの森を連想させる風景…
昨日、北アイルランド在住の友人を誘って、ずっと行ってみたいと思っていたモーン山脈(Mourne Moutanis)中のサイレント・バレー(
Silent Valley Mountain Park, Co. Down, Northern Ireland)へ出かけてきました。
モーン山脈は1993年より英国ナショナル・トラストの所有となっており、山や湖など1300エーカーが保護区域となっています。サイレント・バレーはその中にある山岳公園で、近年園内のトレイルが整備され、高い山に登らなくともモーン山中を歩いて楽しめるようになりました。
入り口でもらったマップを見ると、1.6~3.4キロまで合計6種類のトレイルがあります。
いちばん長いマウンテン・トレイルを歩ければよかったのですが、そこまで歩く準備をしていなかったので(
朝の車のトラブルで靴を持ってこれなかった!)、最短のナイチャー・トレイルをのんびり歩くことに。

山の中だからでしょうか、低地ではすでに盛りが終わったベル・ヘザー(ヒースの一種)がこんなにきれいに咲いていました

キルキール川(Kilkeel River)にかかる橋の上で

大好きなホクシャの花。森の妖精が住んでいそう

妖精がつけた目印?

シャムロックも
花や草木を見ながら歩く森の中のトレイル。あとで読んだ説明書きによると、私たちが歩いた道は20世紀初めにこの地に貯水池を建設した際、労働者が機械を運んで行き来した道だったそうです。
小鳥のさえずりと木々が揺れる音しか聞こえない静かな道でしたが、当時は過酷な重労働がここで行われていたのでした。

この森で多く見かけたフェザントベリー(Pheasant berry=別名ヒマラヤハニーサックル)の花。野生のフェザントベリーをこんなにたくさん見たのは初めて。まるで風に揺れる妖精の女王様のイヤリングのようね~と友人と二人で感激しきり

ウォーキング途中でのどをうるおしてくれたブラックベリー。大粒に実って甘くておいしかったです

秋の森は可愛い赤い実がいっぱい

ナナカマドもどこもかしかも真っ赤な実をつけています
このモーン山脈と周辺は、ベルファースト出身のC.S.ルイス(Clive Staples Lewis, 1898-1963)の『ナルニア国物語』の舞台と言われる場所。ルイスの想像上の王国ナルニア国は、この地のマジカルな景色と雰囲気から着想を得て、ふくらんでいったようです。
私たちものそんな面影を求めてサイレント・バレーへ来てみたのですが、森の散策だけで十分ナルニアに迷い込んだような気分。そしてさらにこのあと、絶景を目にすることに…。
続きは後日、書きますね。
※C.S.ルイスに関する過去ブログ:
C.S.ルイスゆかりの地めぐり①~イースト・ベルファースト&近郊/
C.S.ルイスゆかりの地めぐり②~聖マーク教会
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