
空と大地に見守られて行うケルト式の結婚式。水色の空とちぎれ雲をバックに司祭と一緒に記念撮影
今日はケルティック・ウェディングのコーディネートでタラの丘(Hill of Tara, Co. Meath)へ。
素晴らしいお天気に恵まれて、素敵なS様ご夫妻のお式に立ち合わせていただきました。
このところ降ったりやんだりの不安定なお天気が続いていたので、本来なら屋外のセレモニーが出来るかどうか心配すべきなのでしょうが、過去10年ケルティック・ウェディングをコーディネートしてきて一度も降られたことのない私は、今回も「マジック」が働いてきっと晴れるであろう…と心のどこかで思っていました。
そして、セレモニーの時間に合わせたかのように雲が薄くなっていき、アイルランドらしいきれいな水色の空が。やっぱり(笑)。

ご用意させていただいた花嫁のフラワー・ブーケ。ナチュラルな色合いのブーケをご希望いただきましたので、そんなイメージでアレンジ。お会いした新婦A様の可憐かつ華があるイメージにぴったりで、我ながら嬉しくなりました
ダラ・モロイ司祭が執り行うケルティック・ウェディングは、自然のエネルギーから祝福を受けます。
今日のセレモニーは宇宙の四大元素である土・水・風・火によるブレッシングがメイン。古代アイルランドのハイ・キング&ハイ・クィーンが即位したタラの丘で、風に吹かれながらの素晴らしいセレモニーでした。

風を象徴するワシの羽を新郎新婦の前でパタパタさせる司祭。風は感情を司り、新郎新婦の間に円滑なコミュニケーションが生まれるよう願う儀式
今日はタラの丘で、お天気の他にも「マジック」が起こりました。
セレモニー終了後、司祭のダラがその場に居合わせたカップルさんと話し込んでいるので、知り合いにでも会ったのかな…と思い聞いてみると、なんと今から10年前にダラがお式を執り行ったご夫婦が、たまたまその場にいたのだそう。なんという偶然!
その時もセレモニーが始まったら曇り空が急に明るくなり、雲の割れ目から光が差し込んできたのだそうです。
また、今日のお式の日は、1年前のお2人のプロポーズの日。お2人とも式の日が決まってから、そういえばプロポーズからちょうど1年目の日だ!と気が付いたのだそう。きっと何かのシンクロニシティー?
その他、司祭もダラ(Dara)、写真撮影をお願いしたカメラマンもダラ(Daragh)と同名、「樫の木」を意味するアイルランド語に由来する名です。生命力の強い樫の木には強い精霊が宿ると考えられ、ケルトの御神木のひとつ。今日のセレモニーでは、樫の木の小枝が自然エネルギーのシンボルとして使用されました。
さらには式後、タスマニアからやって来たという謎の老人(?)が現れて、お2人の門出を祝ってこんな「マジック」を披露してくださいました。

飾り文字でスラスラと結婚記念証書とでもいうべきものを作ってくださり、プレゼントしてくださいました。書いているこの場所は車のトランク(笑)
何もかもがお2人の晴れの日を祝って、床下で口裏を合わせて大集合してくれたかのよう(笑)。

Just married! 晴れてご夫婦になったお2人の笑顔の美しいこと
アイルランド音楽が大好きで、ご自身もそれぞれ演奏をされるというS様ご夫妻。今回、アイルランドにいらっしゃるのは初めてとのことですが、今後ますますアイルランドとの縁が深くなりそうですね。
お2人の末永いお幸せを心よりお祈りしています♪
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