
窓から明かりがもれていました。やっぱりこの中に妖精がいるのかな?
日本から来た8歳のNちゃんの妖精探しの旅、第2弾。
ラスボロハウスのフェアリートレイルに続き、今日はダブリン南郊外にあるマーリー・パーク(Marley Park, Dublin16)へ「妖精の木」を見に来ました。(→過去ブログ参照:
マーリー・パークの「妖精の木」(2015年2月21日記))
この「妖精の木」は公園内の森の中にあります。以前は友人に連れて行ってもらいましたが、今度は私が案内する側。ちょっとわかりにくいので、記憶をたどりながら迷わないように森を歩きます。

駐車場を背にして、マーリー・ハウス屋敷を右に見て、左斜め前方の森へ。このウォーキング道のサインに沿って進みます。歩き出してしばらくは舗装道路です

途中で4差路が出てきたら、看板の「College Road」の方へ
この森の中の散歩道がなかなか素敵。前回来たときは冬でしたが、今日は夏真っ盛りの緑の森できれいでした。

白鳥の湖

滝も素敵。マーリー・ハウスが貴族のお屋敷だった頃に造園したものでしょう
森を歩くこと約10分、ちょっと来過ぎちゃったかな…と不安になったその時、目の前に「妖精の木」が現れました。

発見!日本からはるばる妖精探しに来てくれたNちゃんとNちゃんママ
通常アイルランドで「妖精の木」と言うと、精霊信仰に由来を発した御神木のことですが、こちらは現代の妖精たちの住処(すみか)として人間が作ってあげたもの。
2010年にダブリン郊外の成人の学習障害者が通う施設のインストラクターが発案し、行政の協力を得て、生徒さんたちと一緒に作ったそうです。
どうやら今も少しずつ手を加えているようで、1年半前に来た時よりグレードアップしているではありませんか。扉や窓の数が増えて、これぞNちゃんが見たがっていた妖精のマンションそのもの。(ラスボロハウスのフェアリートレイルはすべて一軒家だったので、「妖精のマンションは?」としきりに言っていたのです)

窓をのぞき込むと、なんと以前はなかったライトがついているではありませんか!ケリーやウィックロウの妖精村には未だガラスもライトも普及していないというのに、さすがダブリン、都会ですね~

木の上部にある豪華な家。家賃高そうだねーとNちゃん(笑)

てっぺんのとんがり屋根とバルコニーはマンションの住人の共同スペースでしょうか
木のいたるところにおしゃぶりがぶる下げられているのは、御神木のフェアリー・ツリーと同じ。フェアリー・ツアーには願掛けとしてさまざまなものをぶる下げていく習慣がありますが、おしゃぶりをぶる下げるのは赤ちゃんが健やかに育つことを願ってなのでしょうか。

妖精さんへ宛てた「Dear Fairy…」と書かれた可愛い手紙もありました
Nちゃん、この妖精マンションをとっても気に入ってくれた様子。誰よりも長い時間、木の周りをくるくるまわってよ~く観察していました。

日曜日の昼下がり、妖精たちはお昼寝中だったようですね♪
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