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漁港キリベッグスの苦悩

アイルランド一の漁港キリベッグス(Killybegs)
スリーヴリーグへ行く途中にひと休みして、港を歩いてみました。

網に絡みついたヒトデ
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カレイのような魚もいっぱい
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カモメがギャーギャー言いながらついばんでいました。
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かつて漁業が最高潮だった頃は、世界一億万長者の多い町だったキリベッグスも、最近は大型船がいつも港に停泊中。
EUの割り当て制度により、決まった量以上の魚を取ることが出来なくなり、漁業を生業とするこの町も深刻な打撃をこうむっています。

アイルランド海域にはいい漁場がたくさん。EU加盟以前のスペインなどは、海域を犯してやって来ては漁をしていったとか。(その頃、アイルランドには拿捕する船がなかった…)罰金を払ってでも、アイルランドから魚を獲った方が儲かったといいます。

魚があるから漁業をする、穀物が育つから農業をする、というシンプルな法則が成り立たなくなってしまった今の世の中。
この国の伝統的な産業を継承しようとする人たちは、経済成長とは裏腹に、さまざまな苦労を強いられているのかもしれません。

killybegs3
T様に熱心に説明をするローカル・ガイド兼ドライバーのジェイムズ君



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コメント

makoto

いいところに気を配っていただきました。本当に我々魚屋としてはたまりません。EUでは決まった漁以上は罰金だったんですが、昨年よりオーバーした分をその年以降の分から減らさなくてはいけないようです。より枠が減るわけです。つらいでしょうね!特にキリベックは大型船が多いから大変でしょう!魚を世界中で食べるようになって日本人困ってま~す!

naokoguide

makotoさんへ
なるほど、魚の消費量が世界的に増えても、必ずしもいいわけではないんですね。
魚が獲れるのにとってはいけないなんて…。
このEUの割り当て制度は、さまざまなところで問題を生んでいるようです。最近のアイルランドでは、とうもろこし畑と菜の花畑が急激に増えてきて、伝統的な景観が変わりつつあります。
さとう大根も今年はもう作っていません。精製工場へのEUからの援助が打ち切られたため、つぶれてしまったのです。
アイルランドも変わっていきますね~。
非公開コメント

naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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