
直径1.5センチ四方のユニークなサイコロ型チップス。スパイシーなトマトソースとガーリックマヨネーズが絶品♪
街の中心を流れるリフィー川によって南北に分けられているダブリンは、伝統的にサウスサイドが山の手で、おしゃれなレストランやバー、ショップはサウスサイドにあるというのが定説。
ところが最近、下町の汚名を持つノースサイドにもヒップなカフェやレストランが出来てきて、事情が少し変わってきました。特にここ数年、ダブリンの中でコーキーなエリアになってきたのが、かつてはコテコテの下町でガラの悪いイメージだったストーニーバター(Stoneybatter, D7)です。
ここに昨年オープンしたタパス・レストラン「Boqueria」が評判がいいと聞いて、レストランのすぐ近くに住む友人ディヴィッドが「ストーニーバターの集い」を企画してくれました。集まったのはノースサイダー歴5年のディヴィッド、ノースサイド郊外居住者3名、サウスサイダー4名(私も一応ここに含まれます。ノースサイダー歴も長かったのですが)の計8名。楽しいタパス・ディナーの夜となりました。

まるでカフェみたなカジュアルな外観のレストラン。サウスサイダー(と言ってもほんとはコーク出身・笑)のアンマリーは、ストーニーバター初デビュー。同じダブリンなのに、海外の見知らぬ街にホリデーに来たみたい~と大喜び(大袈裟な…笑)
ダブリンではここ数年タパス・レストランが人気なのですが、やっぱりひとつのものをがっつり食べるだけじゃなくて、本当はいろいろなものを食べてみたかったんですよね、アイルランド人も。そういう食べ方がこれまでなかっただけ。小皿でちょっとずつ食べたり、シェアしたりする食べ方もなかなか社交的で楽しいな~と思い始めたみたいです。
ただ、小皿といってもこちらのタパスは結構な量があって、肉や魚のタパスだと、多めの前菜くらいの量(笑)。だいたい一人2品頼むのですが、私は隣りに座ったディヴィッドと2人で6品+デザート付きのテイスティング・メニューを注文していろいろいただいてみました。評判になるだけあってどれも凝ったお料理で、本当においしかったです。

周りを軽くあぶっただけのツナ。コショウがきいていておいしい。アイルランド人の友人たちは皆、これが一番おいしかったと言っていました

ウズラのお肉がトッピングされたリゾット

サーロインステーキ。黒コショウのクレームブリュレと一緒に食べたら、舌がとろけそうなおいしさ~
写真撮り忘れましたが、私がいちばんおいしかったのは、スモークした鯛がリンゴ&フェンネルの千切りサラダの上に乗せられて出てきた一品。酸味が効いていて、なんともデリケートなお味で、魚もしっかりしていておいしかったです。また食べたい♪
冒頭写真のサイコロ型チップスは、周りがカリカリ、なかはマッシュポテトかと思うくらいにクリーミー。みんなじゃんじゃん追加注文して食べていました。(アイルランド人は本当にチップスをよく食べます…)
そして極めつけはデザート。なんとこれ、お菓子で出来た「バーガー&チップス」なんです。

左からココナツ・ムースの目玉焼き、ラズベリーソースのケチャップ、ショートブレッドのチップス、ウェハースにイチゴとゼリーがはさまったバーガー。右端はエスプレッソ実寸大。おままごとの食事みたいで楽しかったです
食後はレストランのほぼお隣りのようなところに住む、ストーニーバターっ子のディヴィッド宅にてワインで二次会。久しぶりに友人たちとくつろげて楽しい夜でした。
このレストラン、しばらくはまりそう。楽しくておいしい。お勧めです♪
Boqueria Tapas Restaurant3 Prussia Street, Stoneybatter, Dublin 7.
Tel 01-868-3575
オープン 月~土 5am-Late (定休日 日曜日)
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