
お店の外観がピンク色にライトアップ、テンション上がる♪
日本からお友達が訪ねて来てくれていて、ここ数日、楽しく一緒に過ごしています。
昨晩は地元で人気のパブレストラン、ホール・イン・ザ・ウォール(
Hole In The Wall, Dublin7)へディナーに行きました。
フェニックスパーク裏手の住宅街にある、創業400年のパブ。1600年代始めに街道沿いの宿屋として開業、1800年代以降に飲み物や食事を出すようになったという、ダブリンで最も古いパブのひとつです。
季節柄、クリスマスのデコレーションで店内がキラキラに飾りつけられていてきれいでした。

まるでクリスマスハウスのよう…!
近年は伝統にとらわれず、ワインショップも兼ねているこちらパブ。ワイン、クラフトビール、カクテルの種類も豊富ですが、昨日は車で行っていたのでレストラン・スペースでお食事のみいただきました。

前菜にいただいたチリ&ガーリック味のエビ。プリプリでおいしかったです

お友達はロースト・アップルのスープ。アップルとパースニップ(白にんじん)の組み合わせは時々ありますが、ローストしたアップルというのは初めて。カレー風味でした

メインはローストラムをいただきました。付け合わせは伝統的なスタッフィングと温野菜&マッシュポテトですが、盛りつけがモダンで適量。奥に写っているのがお友達が頼んだチキン。トマトソースにスクワッシュのマッシュがついて、ちょっぴりエスニック風
ここまででかなりお腹いっぱいでしたが、デザートにブレッド・アンド・バター・プディングを見つけてしまい(大好物♪)、注文しないわけにはいかず…(笑)。お友達とシェアしました。

しっかり、ずっしり目のブレッド・アンド・バター・プディング。おいしかったです♪
「ホール・イン・ザ・ウォール(Hole in the Wall=壁の穴)」という英語表現は、「狭苦しいところ」、「質素でひと目につかないところ」といった意味がありますが、そこから転じて「見た目は質素だけれど料理はおいしい店」といった意味でも使われます。
(そういえば渋谷に「壁の穴」という名のパスタ屋さんがありましたよね。今もあるのかなと思ってグーグルしたらあるみたいです。昔行ったな~、懐かしい・笑)
ここのパブレストランの場合は言葉の意味だけでなく、実際の「壁の穴」説アリ。
もともと店の屋号が「ブラックホース(黒い馬)」だったため、100年くらい前までは「ブラックホース・タバーン(Blackhorse Tavern)」と呼ばれていたようです。(通りの名は今もブラックホース・アベニュー(Blackhorse Avenue)といいます)
ところが、19世紀終わりから20世紀初頭、隣り合うフェニックス・パーク内にあったイギリス軍施設から兵士たちがこっそりとお酒を飲みにやって来るようになりました。兵士たちは公園の外に出ることを禁じられていたため、パブの店主が公園の「壁の穴」から兵士たちにお酒を出すようになり、それで店が「ホール・イン・ザ・ウォール(Hole in the Wall=壁の穴)」と呼ばれるようになったのだそうです。

パブの外に、なんと「壁の穴」発見!(笑)
市街地からちょっぴり離れていますが、食事もおいしい、ダブリン名物のお勧めパブのひとつです。
The Hole in the Wall Blackhorse Ave, Dublin 7.
Tel: +353 (01) 8389491
※ダブリン市街地よりタクシー・車で15~20分。食事をする場合は予約した方がいいでしょう。

街道に沿った古めかしい横長の建物
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