アイルランド人の若手女優シーアシャ・ローナン(Saoirse Ronan)主演の新作映画「
Brooklyn(ブルックリン)」を観てきました。
舞台は1950年代のアイルランドとニューヨーク。アイルランドの田舎町から新天地を求めて移民する若い女性イーリシュ(Eilis)の成長物語です。

早くもオスカー候補がささやかれる話題作
子役から活躍、現在21歳のシーアシャ・ローナンですが、さすがの演技力ですね。天才子役ぶりを世界に知らしめた
「つぐない(2007)」、「ラブリーボーン(2009)」、最近では「グランドブタペストホテル(2014)」など彼女の出演作を成長とともに見てきましたが、その透明感のある存在感は変わらぬまま、大人の女優さんになっていました。
「つぐない」のすぐ後くらいだったでしょうか、まだ少女だったころに地方のパブでご家族で食事をしているところに鉢合わせたり、
ダブリンのジェイムソン映画祭でボーイフレンドといるところを見かけたりしたこともあったので、なんとなく身近に感じて見守ってきた女優さんのひとり。
今回は役作りのせいもあるでしょうが、ちょっとぽっちゃりとして大人っぽくなっていました。(特に前半)
原作を読んでいなかったので、ストーリーも楽しめました。故郷のアイルランドと新天地ニューヨークの間で揺れ動く心、故郷に残されたお母さんのリアクションなどは、時代は違えど共感しきり。
私のように海外生活する者には特に、ぐっとくる場面が多いと思います。
アイルランドのシーンでは、イーリシュの故郷エニスコーシー(Enniscorthy, Co. Wexford)や周辺の美しい海岸なども登場します。
日本公開は今のところ未定のようですが、せめてもトレーラーでお楽しみください!
Brooklyn Official Trailer #1 (2015)
【追記】 2016年7月、邦題「ブルックリン」として日本公開 →
日本語の公式HP
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コメント
dackey
2015/11/14 URL 編集
naokoguide
そうですね、日本で公開されるといいですね。
2015/11/14 URL 編集