酪農天国アイルランドの農家見学 ①より。

手作りスコーンとアイルランドが誇る黄金色の国産バターでもてなしてくださいました
2件の農家さんを見学させていただいた後、2件目のお宅でお茶をいただきました。テーブルにど~んと出されたバターはアイルランドでいちばん広く普及している人気のバター、ケリーゴールド(Kerrygold)。
上の写真ですと光の加減であまり黄色く見えませんが、拡大するとこんな色です。

これがグラス・フェド(牧草を食べて育つ)牛のバターの色、濃い黄色です
今回の農場見学をアレンジしてくださったトレヒーさんは、いつも一緒にサーフィンをしている友人マルコスのお父さん。
訪問させていただける農家さんを探していると友人たちに話したところ、小耳にはさんだマルコスが、「うちのダッドに聞いてみるよ!」と話を進めてくれたのでした。感謝。
ご自身も農場で育ったというトレヒーさんは農業科学の専門家で、現役の時は食糧庁や農協の仕事で国内外を飛び回っていたそうです。定年退職後は自宅で野菜を育て、時には手作りバターも作り、週に一度行われる地元のファーマーズマーケットで販売・実演をしておられます。アクティブで朗らかな80歳。ご一緒していてとても楽しかったです。

向かって左がジム・トレヒーさん。真ん中は農場主でトレヒーさんの甥御さんにあたるリチャードさん、そしてお客様。お茶をいただきながら、アイルランドと日本それぞれの酪農事情など興味深い談話が繰り広げられました
訪問中、友人マルコスも気にかけてくれていて、「ダッドは行儀よくしている?大丈夫?」(笑)とメッセージを送ってくれました。マルコスからトレヒーさんへ、そして農家さんへ…と人のつながりで実現した農場訪問。
それぞれお忙しい中、ご自身の時間や労力を使って協力してくださいました。
昼間の時間帯で、農家さんのご自宅にはどなたもいらっしゃらなかったのですが、奥様と11歳のお嬢さんが仕事・学校へ行く前に私たちのお茶に出すものを全部準備しておいてくださったようです。

ケリーゴールド・バターがたっぷりぬられた手作りブラウンブレッド

カップケーキは11歳のお嬢さんが「日本からのお客様のために!」と作ってくださったそう。感激♪
今回はバターの視察ですが、アイルランドの人々の地に足のついた生き方やおもてなしの心も、バターの味と一緒にお客様に味わっていただけたらいいなと思います。
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