
毎日盛りだくさんで、おとといよりダブリンで始まった小泉八雲展のことをまだご紹介していませんでした。
★
「オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン―帰郷」展会期:2015年10月7日(水)-2016年1月3日(日)
会場:ダブリン・リトル・ミュージアム(Dublin Little Museum, St Stephen's Green, Dublin2)
13歳でアイルランドを離れてしまったハーンは幼少期に親にも捨てられ、アイルランドでは良い思い出はなかったと考えていたようですが、晩年に日本で暮らすうちに子供の頃のアイルランドでの体験がよみがえってくるんですね。それがインスピレーションとなり、「怪談」などにつながっていくわけですが…。
生きているうちには故郷の地を二度と踏むことのなかったハーン。今回のハーン展示によって、故郷のアイルランドにやっと「帰郷(Coming Home)」したわけです。
おとといオープニング・セレモニーがあり、私もツアーの皆さんをご案内して行ってきましたが、とても素敵な展示でした。
ハーンの生涯や写真の数々(幼少期&日本に来てからの写真はほとんど見たことのあるものでしたが、ニューオーリンズでの写真は初めて見るものばかりでした)、黒い蝶々のデコレーションなどはハーンの作品などからインスピレーションを得ているようでした。
松江の小泉八雲記念館所蔵の、ハーンの所持品を含む貴重な品々も展示されています。
来年1月3日まで開催されているハーン展示ですが、彼の人生や功績を通して、アイルランド人に日本文化に触れてもらうきっかけにもなりそう。日本語教室や折り紙教室、ハーンの怪談のお話し会などさまざまな催しも企画されています。→
Coming Home: The Open Mind of Patrick Lafcadio Hearn(リトルミュージアムのHPより)
オープニングの際はバタバタしていてあまりゆっくり見ることが出来ませんでしたので、またあらためてゆっくり見学に行かせていただくつもりです。

オープニングセレモニーにて。ハーンの写真の前で歓談する皆さん
- 関連記事
-
コメント