
先週、アイルランド西海岸を中心に数日間ご一緒したお客様は、
ご主人様が車椅子のご夫婦様でした。
11年前に脳梗塞をわずらわれてお身体が不自由になられたご主人様は、ご病気になられるずっと前から、アイルランド旅行を夢に見ておられたそうです。
歩くことが出来ないため、
通常のグループツアーへの参加ではなく、ご夫婦お2人様でのガイド付きオーダーメイド旅行を決意。介護役の奥様とお2人、とっても楽しい数日間をお過ごしになられました~。
アイルランドの主だった観光地には、
車椅子用の入り口やトイレが徐々に整いつつあります。
例えば、ダブリン市内観光の3大柱であるトリニティー・カレッジのオールド・ライブラリー、聖パトリック大聖堂、ギネス・ストアハウスは、すべてバリアフリー完備。
田舎の観光地では大変なこともありましたが、アイルランド人は一般的にウィールチェアー・フレンドリー。
設備がない分、人々に助けられました~。グループツアーのスピードにはついて行くことは難しいでしょうが、このような
介護者と現地ガイドが一緒の個人旅行なら、車椅子の方も十分お楽しみいたくだけると確信しました。
唯一、大変だったのは、アラン諸島への旅!
フェリーには車椅子の入り口がないため、
身体の大きなボートマンたちが椅子ごとかかえあげて乗せてくれました。感謝!

坂道や砂利道だらけのアラン諸島、車椅子にも限度があり、行ける場所は限られますが、どうしてもアラン諸島へ来てみたかったというご主人様のとっても幸せそうな笑顔を見て、ご案内して良かったな~と嬉しく思いました。
(続く)
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