
まるでB&Bさながら。いえ、B&B以上のブレックファースト!
このところベルファースト(Belfast)へ出張ガイディングに来ることが多く、仕事が2~3日続くときはベルファースト近郊キャリクファーガス(Carrickfergus, Co. Antrim, NI)の友人Kさん宅にご好意で泊めていただいています。
お忙しい方なのに、私が行くとあれやこれや世話を焼いてくださり、お食事まで作ってくださって恐縮。今日は朝から、伝統のソーダブレッド付きのアルスター・ブレックファーストを作ってくださいました。(冒頭写真)
ソーダブレッドはオーブンが各家庭に普及しておらず、イースト菌の販売が制限されていた(家庭でお酒を作るのを防ぐため)その昔、暖炉の火で焼いていた発酵させない素朴なパン。イースト菌代わりに重層(ソーダ)を入れることからソーダブレッドと呼ばれ、ふわっとふくらんだパンとは違った独特の味わいがあります。
ソーダブレッドの伝統は北アイルランドで根強く残り、今や北アイルランドの名物パンと言ってもいいかもしれません。(アイルランド共和国ではブラウンブレッド主体で、ソーダブレッドはあまり見かけません)
俗に言うアイリッシュ・ブレックファーストも北アイルランドでは「アルスター・ブレックファースト」と名を変え、ソーダブレッドがついているのが特徴です。
そして、午前午後と2つのグループさんの市内観光を終えて帰ってくると、おいしいディナーが準備されていました。北アイルランド産スプリング・ラムのお料理!

ラム・チョップ、ローストポテト、アスパラガス入りサラダ♪
ラムはオーブンではなくフライパンで周りをカリカリに焼いてくださったので、それはそれはおいしい出来上がりでした。
こちらのお宅はいつもおいしいものがいろいろあるのですが、前回お邪魔した時はお友達が作ったというおいしいブラウニーをいただきました。

ひと口大のミニ・ブラウニー。まさにプロのお味、いえそれ以上でした
ベルファーストでの出張ガイドもあと1~2回で終わりですが、Kさんのお料理をいただきたくてまたお邪魔してしまいそうです(笑)。

キャリクファーガス城を望む海辺のプロムナード。アイルランドでいちばん保存状態の良いノルマン時代の城として知られています
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