ツアーとツアーの間が数日空いたので、
南ドネゴールの友人宅で週末をのんび~り過ごしてきました。
ヨーロッパ一の崖の名所
スリーブリーヴのある南ドネゴールには、
魂が揺さぶられるような美しい場所がたくさん。私にとっての「魔法の地」でもあります。
以前から見てみたかった、
Ardara(アーダラ)村近くのドルメン。

ドルメンとは、北フランスのケルト人によって話されていたブルトン語で
「石のテーブル」の意。約4000~5000年前の新石器時代の古墳です。
先史時代の史跡の数はヨーロッパ一と言われるアイルランド、このドルメンだけでも約300発見されており、まさに「歩けばドルメン」状態の史跡天国!
Ardara村の北西約6キロ、
Kilclooney(キルクルーニー)村にあるこのドルメン、キャップストーンの大きさは相当なもの。おそらくヨーロッパでいちばん大きなもののひとつでしょう。
周辺には薄ピンクのワイルド・オーキッドが咲き乱れ、夏の夕方のさわやかな風に揺られていました。
何千年もの時を経た巨石は、何を考え、何を見ているのでしょうね~。手を触れてみると、石のもつ不思議なエネルギーに全身が充電されていくような気分になりました。
途方もなく長い年月をすべて内に秘めて語らず、ただそこにいるだけで価値のある、石のように静かで強い人になりたいな~。

(キルクルーニー教会の裏手の小道。この先にドルメンがあります)
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