
Banba's Crown(=「バンバの王冠」)と呼ばる崖の上にそびえる廃墟となった見張りの塔
アイルランド島最北端のマリンヘッド(Malin Head, Inishowen Peninsula, Co. Donegal)に到達!
北緯55度22分。樺太の北端が北緯54度20分ですから、それよりさらに北へやって来ました!
高さ57mの崖の上に建つマリン・ヘッドのランドマークとも言える塔(冒頭写真)は、1805年、ナポレオン戦争時代に建てられた見張りの塔。無線による電信が可能になるまでは、塔の上から望遠鏡と手旗信号を使って沖の船と交信したそうです。
複雑な地形のため海難事故が多発した場所で、無線による電信が可能になると、海上保険で知られるロイズが船の安全のために信号所を建てたほど。

塔のすぐそばに残るこの小さな小屋の廃墟が、1902年、ロイズが建てたマルコーニ無線電信会社のようです
1912年、ベルファーストで造船されたかの有名なタイタニック号が試運転中にこの沖を航行。タイタニック号から最初の交信を受けたのもこちらの電信所でした。
晴れ間ものぞく良いお天気でしたが、車から一歩外へ出てみると大変な強風。まるで北極まで飛ばされてしまうかと思うくらい(!)のすさまじい風の中、お客様と支え合いながらなんとか写真を撮りました(笑)。
もうちょっと周りも散策したかったのですが、強風のため断念。マリンヘッドには他にも景勝地、史跡などが多くのあるので、次回は1日かけてゆっくりと回ってみたいものです。
ここへやって来るのに、フォイル湾をカーフェリーで北アイルランドから渡って来るのも楽しく、お客様も喜んでくださいました。

1時間に一本、北アイルランドのMagilligan~イニシュオーエン半島のGreencastleを結ぶカーフェリー(
Lough Foyle Ferry)。真っ青な空ですが、この後お天気が急変して、私たちが乗ったフェリーが今日最後の便となったそうです。間に合ってよかった~
【追記】マリン・ヘッド関連ブログ→
マリン・ヘッドで「スター・ウォーズ」のロケ始まる(2016年5月)
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