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マーリー・パークの「妖精の木」

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緑のスパークルが散りばめれた小さな窓。いかにも妖精が通ったばかり?

毎週土日にダブリン南郊外のマーリー・パーク(Marley Park, Dublin 16)でファーマーズ・マーケットが開かれます。
今日は子供連れの友人たち数名とそこで落ち合って、広い園内をウォーキングしたり、カフェでお茶したりして土曜日の午前中を楽しく過ごしました。

マーリー・パークには知る人ぞ知る「妖精の木(Fairy Tree)」があり、3歳のエミリアを連れたアルベルトが見に行くというので、私も一緒に行ってみました。
大人3人&エミリアの計4名が連れ立って、森の中をフェアリー・ハント。木の葉がカサカサするだけでも、「もしかして妖精かも?」・・・なんて気分に(笑)。

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音がしたのでもしかして妖精??・・・と思ったら、野ネズミでした。がっかり、でも可愛かったです♪

森の中を小道を歩くこと約10分、ついに見つけた「妖精の木」はこちら。

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見~つけた!倒れたか、枯れたかして幹だけになった大木、今や妖精の住まいに・・・

通常アイルランドで「妖精の木」と言うと、精霊信仰に由来を発した御神木であることが多いですが、こちらは現代の妖精たちの住処(すみか)として人間が作ってあげたもの。
2010年に、ダブリン郊外にある成人の学習障害者が通う施設のインストラクターの方が発案し、行政の協力を得て、生徒さんたちと一緒に少しづつ作っていったそうです。

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物見の塔やバルコニーまである!妖精界のロイヤルファミリーの住まいでしょうか

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2階建てのお家、よく見ると洗濯物を干すロープまでちゃんとある!

子供たちは妖精にお手紙を書いて、木に留めていくようです。
3歳のエミリアも興味津々で、小さな窓をノック、ノック、ノック。

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ノックするには窓が小さすぎて、指でトントン

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幹の周りをくるくる移動して、妖精の痕跡をくまなくさぐります

とてもとても寒い朝でしたが、青空が時折のぞく気持ちの良い日でした。
妖精ハントしながら森の中を歩き回り、気分もすっきり。その後マーケットにやって来た別の友人や子供たちも交えて、みんなで園内のカフェで楽しくブランチしました。

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森の中には小川や池が。水越しに遠景に見えるのがマーリー・ハウス。マーケットはこの脇でやっています

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お屋敷のコートヤード跡地。ここが土日のマーケットの入口です

※関連過去ブログ(フェアリー好きの方へ):森の中のフェアリートレイル

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アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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