先週辺りからどうやら冬型の天候に突入したらしいアイルランド。北極やアイスランドから冷たい低気圧が近づいて来て、今夜から明日・あさってにかけて大西洋岸が大荒れになるという予報です。
この図は波予報でお馴染みのmagicseaweedというサイトの、明日12月10日(水)の予報図。アイルランド北西部に真っ黒い波ゾーンが接近しています。

怪しげな真っ黒ゾーン、アイルランド北西部に接近中!
通常、ビッグウェイブが来る!とサーファーたちが沸き立つ場合でも、せいぜい赤~ピンク。黒は・・・これまで見たことがありません!
明日の正午に波のサイズは40フィート(12メートル)となり、木曜日の朝には80フィート(24メートル)になるのだとか。風も風速100キロを超えるような突風が吹き荒れるとか。
今世紀最大の嵐、ブラック・ウェンズデー・・・などと呼ばれ、気象庁、ライフボートからさかんに注意喚起が出ていますが、サーファーたちの間では有名なアメリカのサーフ映画にちなんで、「ビッグ・ウェンズデー」と呼ばれたりしています(笑)。
(60年代を舞台にした、水曜日にやって来るという世界最大の波「ビッグ・ウェンズデー」を待ちわびる若者たちのストーリー)
ただ残念なことに、風が完全にオンショアのため、今回の「ビックウェンズデー」にサーファーの姿を見ることはかなわないでしょう。
スライゴ近郊のマラクモア(Mullaghmore, Co. Sligo/2012年に49フィートの波をサーファーが制覇し、それ以来、大波のメッカとして知られるようになった場所)へほんの5分程・・・といったところに滞在しているので、風向きが変わったて、トウイン・サーフィンが行われるのを見られたらいいな・・・と思っていたのですが。
この様子だと、サーフィンどころか、波の見える場所へ近づくことすら出来ないかも(笑)。
すでに外は横殴りの強い雨がビュービュー吹いています。明日は一体、どんな「ビッグ・ウェンズデー」になるのやら。
アイルランド北西部におられる方がいらしたら、くれぐれも気をつけてくださいね。
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