早朝の空港トランスファー。ご帰国されるグループさんをホテルから空港へお送りし、お見送りする仕事です。
約20名ほどのグループさんの中に、またまた
私を知るお客様がいらっしゃいました~。
「あなた、ナオコさんでしょ!私たち、99年に○○旅行社であなたの添乗でここへ来たのよ~」と、駆け寄って来られた女性お2人組。
そう言われてみれば…あっ~、覚えてる、覚えてる~!
「あのあと、○○旅行社で19回も旅行したのよ~。あなたとご一緒したアイルランドの旅が、あんまり楽しかったから~」と嬉しいことをおっしゃりながら、お客様がバッグから出された一枚の白い紙。
「ほ~ら、あなたが書いて下さったこの地図、ずっと大事に持ってたのよ~」
なんとそれは、7年前、
添乗員だった私が書いたイラスト入りアイルランド・マップ!添乗員時代の私は、大きな画用紙にその国の地図を描き、バスの中に貼り出していました。日程を追ってピンクの蛍光ペンでルートをなぞり、今日はここまで旅しましたよ~とお客様にお話していたものです~。
さらに、同じような
ルートマップをイラスト入りで書いてコピーし、旅の終わりに全員に差し上げていたのでした~。
このお客様は、
それを7年間、大切に持っていて下さったのです!
さらに、今回の2度目のアイルランド旅行にも持参して下さり、それを参照しながら日々過ごしておられたとのこと。
「あなたが読んでくださったイエーツの詩のコピーも、今回ちゃんと持ってきたのよ~」ダブリン空港の出発ターミナルで、
7年前にタイムスリップしたような気分~。それは私がアイルランドと関わるようになって、まだ間もない頃でした。
旅の感動とは、こういう形で残るものなのか~とある種の感激を覚えました。
添乗員時代の私は、お客様が楽しかろう、喜ばれるであろう、といろんな工夫をしていたものです。自分の経験不足や至らなさを補うためでもあったのですが、
お客様はそれを受け止めて、ご自身の旅の思い出や感激として、大切に持っていてくださったのです。
7年前の一生懸命だった自分に、拍手!きっと「過去の私」が「今の私」にエールを送ってくれたのでしょう。7年前の私に負けないように、今日も頑張らなくっちゃ~!
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