
ウィーン楽友協会ホールにて。黒坂黒太郎さんのコカリナ・コンサート
私の母校・上田高校の大先輩であり、この夏アイルランドに演奏旅行に来てくださったコカリナ演奏家・黒坂黒太郎さんと、コカリナ・アンサンブルの皆さんのウィーン楽友協会ホールでのコンサートにお招きいただき、アイルランドから駆けつけさせていただきました。
(関連過去ブログ→
上田高校同窓生 コネマラに集う)
会場は超満員。耳の肥えたウィーンのお客様から拍手喝采の嵐の、素晴らしいコンサートでした。

太鼓とコカリナのコラボレーションも斬新。プロの太鼓奏者である黒坂さんのご子息と親子競演

アイルランドの時に比べて大所帯。早稲田大学OBOGで結成される合唱団の皆さんも参加
この夏アイルランドに来てくださった方も数名おられ、懐かしくお会いしました。コカリナ・アンサンブルの中には上田市ご出身の方も多いので、ウィーンで県人会・・・もような場面も。
コンサートではアイルランドで演奏された曲もいくつか披露され、懐かしく聴かせていただきました。
その中の一曲、『一本の樹』が私のいちばんのお気に入り。黒坂さんのコカリナの音と奥様の周美さんの歌声、アンサンブルの皆さんの合奏が胸にしみわたる名曲ですが、この曲には天地に届くような不思議な力があるようで、聴く人の多くが涙してしまいます。ウィーンでも、アイルランドでも。
昨日、学友協会ホールで聞かせていただきながら、夏にドネゴールのグレイブ・ギャラリー(Grabe Garalley, Co. Donegal)のコンサートのことを思い出していました。小雨が降る中、屋外のテントでの演奏。この時、「雨が降る~♪」の歌詞に合わせて突然、雨がざ~っと音をたてて降ってきたのには、天地と同盟するコカリナの不思議な力を感じたものです。
ウィーンのあと、黒坂さんご一行はスペインへ向かわれ、アルハンブラ宮殿やカザレス・ホールでコンサートされるそうです。そちらでも素晴らしい演奏をされることでしょう。
来年もぜひアイルランドでのコカリナ・コンサートが実現できますように。
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