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マーク・ポロックのチャリティー・レース「Run in the Dark」に参加

runinthedark1114
自分のレース終了後はゴールにて声援を・・・

陸上での運動より、水の中で動く方が得意な私ですが(笑)、昨晩は珍しく、「Run in the Dark(ラン・イン・ザ・ダーク)」というチャリティー・レースに参加して5キロ走ってきました。

このレースは、マーク・ポロック(Mark Pollock, 1976-)という北アイルランド出身の盲目のアスリートが設立したマーク・ポロック・トラストへの寄付を目的としたもの。
22歳で全盲となったマークはそのハンディを乗り越えて冒険家・アスリートとして頭角を現し、2009年には盲人として初の南極到達の偉業を成し遂げ、一躍時の人となります。ところが翌2010年、思いがけない窓からの落下事故で脊髄を痛め、下半身麻痺をわずらってしまうのです。
生涯を車椅子で送る人生に身をゆだねることなく、そこからさらなる挑戦を始めたマークは、リハビリを続けながら最先端の技術を模索することに。協力者を得てマーク・ポロック・トラストを設立したマークは、現在、自らを実験台としたロボット利用技術の提唱者として活躍しています。

unbreakablemarkpollock
6年間の歳月をかけて撮影したマーク・ポロックのドキュメンタリー映画「Unbreakable - The Mark Pollock Story」。レース参加に先駆けてダブリン市内の映画館で公開され、私も先日見てきたところです。マーク本人もすごいですが、婚約者シモーネの献身的な看護とマークへの信頼に胸を打たれました

昨晩のレースにはマーク・ポロック本人も姿を見せており、場を盛り上げていました。
ダブリンでは7500人が参加、全世界30都市で開催されました。レースの参加費用はマーク・ポロック・トラストに寄付され、半身麻痺の治療研究の資金となります。

私がこういったレースに参加するのは、昨年日本で地元のレース参加して以来、2度目。アイルランドでは初めてでした。
10キロ、5キロのチョイスがありましたが、昨年同様5キロに参加。友人たちも多く参加しており、レース前後に皆で集まってわいわいするのもお祭りのようで楽しかったです。
あまり練習もせず気楽に参加したのでタイムがどうかしら・・・と思っていましたが、30分23秒というタイムが送られてきたので私としてはまあまあでしょうか。(昨年日本で走った時もほぼ同じタイムでした)

このところ雨続きだったダブリン。昨日も昼間はざーざー雨が降っていたのですが、レースの開始時間に合わせたかのようにぴたりとやみ、走るには最適なコンディション。
ダブリンのリフィー川沿いのドックランド(Dockland)を走ったのですが、ランナーはみな腕に蛍光のピカピカ光るライト・バンドをつけており、それが一部真っ暗な道で一斉に光っていたのがとても印象的でした。

runinthedark1114
レース前に送られてきたゼッケン、コースマップ、蛍光バンド一式。楽しかったのでまた機会あったらレースに参加したいと思います♪

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アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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