
まるでおとぎ話の舞台になりそうな雰囲気のパブ、ブレナンズ(Brennan's, Bundoran, Co. Donegal)!創業100年を超える歴史的パブですが、その魅力はたたずまいのみにあらず・・・
今年7月に、アイルランド北西部バンドーラン(Bundoran, Co. Donegal)でプレナンズというパブを営む老姉妹ナンとパトリシアへの取材をコーディネートをさせていただきました。
その時のことがついに記事になり、先週発売された雑誌「つるとはな」に、全12ページにわたって掲載されています。(取材時のブログ:
海辺のリゾート地、バンドーランのグレートノーザン・ホテル)
「つるとはな」創刊号(2014年10月24日発売)、表紙は料理研究家・ホルトハウス房子さんご夫妻
「人生の先輩に聞く」とサブタイトルがあるように、高齢化が進み、人生のこれから(老後)を考える人が増えてきたことで生まれた新刊雑誌。小澤征爾さん、火野正平さんなど、素敵な人生の先輩たちが紹介されています。
その中で、「よその国のレイディーズ」として取り上げられているのが、ナンとパトリシアのブレナン姉妹。
昨年、別のテーマで某雑誌の取材コーディネートをさせていただいた時に、パブ素材を探していたライターさんとカメラマンさんを、「高齢の女性姉妹がやっている風情のあるパブが近くにありますよ~」とブレナンズにお連れしたのがきっかけ。おふたりの生き方に興味を示してくださり、別の媒体であらためて取り上げたい!と話が発展、1年の時を経てブレナン姉妹への密着取材が実現したのでした。
ブレナンズのあるバンドーランは、今やアイルランドきってのサーファー・タウン。私もサーフ仲間とよく立ち寄るパブで、ナンとパトリシアとはまあまあ顔見知りではありましたが、今回の取材でお二人のことをさらに知って、すっかりファンになってしまいました。
2つ違いのナンとパトリシアは70歳位で(年齢ははっきり教えてくれない)、お二人とも結婚歴なし。ご両親の残したパブでパブリカン(パブの店主)として生きていくという自活の道があったので、あえて結婚せずとも良かったんですね。
この時代の女性としては、あっぱれな自立した人生観をお持ちです。

なんだか妖精っぽいお二人。バーカウンターに立つナン(左)とパトリシア(右)(2013年7月撮影)
私は人生のこれから・・・を楽しく生きるには、女性も男性も精神的&経済的に「自立」していることが大切、と思っているので、ブレナン姉妹の生き方(というより、在り方・・・といった方がぴったりくるかも。そのくらい存在感が自然なお二人なのです)がなんとも清々しく、素敵だな~と感じています。
詳しくは発売中の「つるとはな」をぜひお読みください。ライターの鈴木るみ子さんの文章、カメラマンの高橋ヨーコさんの写真がとても素敵です♪

裏庭で井戸水のポンプを押すパトリシア。水が湧き出るところを見せようと、一生懸命ポンプを押してくださいました
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