アパレル関係の企業視察2日目。今日はダブリンから北へ1時間ほどの
ドロヘダ(Drogheda)の町へご案内しました。
ドロヘダと言えば聖オリバーの聖遺物(なんと頭蓋骨!これについてはまた後日お話します~)のある町として知られますが、産業都市としての一面を持つ、活気あふれる町でもあります。
ボイン川の河口近くに位置するこの町、
ウールの集積地&アイリッシュ・ツイードの生産地としての伝統があり、かつては織物産業のメッカとして名を馳せておりました。
そのような話はすっかり昔のこと…と思っていた私は、今も
手作業で機織りから縫製まで行っている会社がドロヘダに何件か存在していることを知り驚き~!
近くで道を聞くと、「あら、その会社、今もあるのかしら~」という答えが帰ってきて不安になったのですが…
じゃ~ん、ありました。

まわりの住宅地に押しつぶされそうになりながらも、なんとか生き残った工場のひとつがこちら。今は住宅地になってしまった周辺の一体が、かつては全部、織り物工場の敷地だったそうです~。
職人さんたちは皆、女性。広~い工場内に5人くらいしかいませんが、朝も早くから仕事を始めている様子。
織り上がったツイードが棚にいっぱい~。
ミシンをかけたり、
裁断したり、

どうやら、ツイードのスカートを作っているようです。
考えてみれば、私たちが日常身につけている衣類は、すべて誰かがこうやって作ってくれているもの。
東南アジアやインドで作られることが多いのでしょうが、黙々と作業をしているお針子さん(というのでしょうか)たちを身近で見て、実感が沸いてきました~。
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