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海辺のリゾート地、バンドーランのグレートノーザン・ホテル

アイオナでの短い夏休みを終え、今度は雑誌の取材コーディネートの仕事でアイルランド北西部に来ています。
(アイオナについてはまだご紹介したことがあるのですが、続きは後日、また時間のある時に・・・♪)

今回の取材は風景や観光名所ではなく、「人物」。海辺のリゾートタウン、バンドーラン(Bundoran, Co. Donegal)に滞在しながら、この町に住むとある姉妹さんに密着取材中。

バンドーランと言えば、アイルランドのサーフィン・キャピタルとして知られる町。サーフィンをしに頻繁に来ているこの町に仕事で滞在とは、なんだか不思議な気分です。
普段バンドーランにサーフィンしに来るときはホステルやB&B、友人宅などに泊まるので、この町でホテルに泊まるのは初めてかも。
19世紀創業の老舗ホテル、グレートノーザン・ホテル(Great Northern Hotel, Bundoran, Co. Donegal)に宿泊していますが、懐かしの海辺のリゾートホテル・・・といった面影いっぱいで、なんだかいい感じです。

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ビーチ、海沿いのプロムナード、ゴルフ場に隣接。このロケーション、なんだか雰囲気満点で、イギリスの古い小説(「レベッカ」とか、アガサ・クリスティーとか!)の舞台になりそうな・・・

グレートノーザンとは、イギリス時代の鉄道会社の名前。アイルランドには19世紀半ばから後半にかけて鉄道が敷かれ、南部はグレートサザン、西部はグレートウィスタン、北部はグレートノーザン・・・などの会社により運営されていました。
終着駅には鉄道会社が経営するホテルがあり、アイルランド独立後、運営がアイルランド国鉄に引き継がれた後も、「グレートノーザン」、「グレートサザン」はホテルの名として残されたのでした。

今や資本が変わり、かつてのグレートノーザン、グレートサザンの多くがホテル名を変えてしまったため、バンドーランのこのホテルが国内唯一の「グレードノーザン・ホテル」。(一度名を変えたものの、再びもとの懐かしい名に戻したのでした)
ダブリンからの鉄道は1950年代に廃線となり、駅舎や線路が残っていないのが残念ですが。
(現在Super Valueというスーパーのあるところに駅舎があったそうです)

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アイルランドは今週来週が夏のホリデーのピーク。ホテルは小さい子供連れのご家族でにぎやかですが、静かな午後のロビーでくつろぐご年配の常連さんの姿も

取材内容、雑誌の出版予定は、また追ってお知らせいたしますね♪

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ホテルに隣接する海辺のプロムナードにて、ライターのるみ子さんと写真タイム。カメラマンの高橋ヨーコさんが撮ってくださったスナップです♪

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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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