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アイリッシュ・シチュー

最近、アイリッシュ・シチュー(Irish Stew)のおいしさに、今さらながら目覚めています。

アイルランドの家庭料理の代表選手とも言える、アイリッシュ・シチュー。
ラム肉(牛肉の場合もあり)と野菜を煮込んで、ハーブと塩コショウで味付けしただけ・・・というシンプルなお料理ですが、これがなんともおいしく、ツアー中のメニューに「アイリッシュ・シチュー」の文字を見ると楽しみにしてしまうほど(笑)。

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先日ツアー中にいただき、とってもおいしかったアイリッシュ・シチュー。ラム肉、じゃがいも、セロリ、ニンジン・・・といったスタンダードな具材入り。リナーン(Leenaun, Co. Galway)のとあるレストランにて

家庭の数だけ味がある・・・と言われるアイリッシュ・シチュー。シンプルなレシピだからこそ、作り手によって微妙に味が変わってくるんですね。
煮汁がドロドロのタイプと、上の写真のようにさらっとしているタイプのものがあり、どちらもおいしいですが、私はどちらかと言えばさらっとタイプの方が好み♪

その昔、貧しかった時代のアイルランドでは、暖炉の火で暖をとり、煮炊きもそこで行っていました。煮込み料理というのは、肉の硬い部分もすべて大鍋でコトコトと煮込み、大家族の食事をまかなっていた時代からの伝統なのでしょう。

ダブリン・コドル、ベーコン・アンド・キャベッジ、牛肉のギネス煮込みなどなど、アイルランドの家庭で発達した伝統料理には鍋で「煮る」料理が多いです。
オーブンが高級品で各家庭に普及していなかった時代、ロースト料理はクリスマスなど特別な日にお金を払って外で作ってもらうご馳走でした。日々の食事はもっぱら煮込んだ肉・野菜と、暖炉で作るオーブンいらずの、発酵させないソーダパンが主だったのでしょう。

日本のお客様にはしばしば、「肉じゃがみたい・・・」と評せられるアイリッシュ・シチュー。シンプルな肉と野菜の煮込みというのは日本人の口に合いやすいお料理です。
最近は観光客用に、アイリッシュ・シチューをメニューに入れているレストランが以前より多くなってきたように思います。アイルランドに来たら、一度はぜひお試しあれ♪

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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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