fc2ブログ

コングの森を歩く

congforestwalk07149
青空を覆い尽くすほどの緑、緑、緑!

ツアーでコング(Cong, Co. Mayo)に滞在。仕事の合間に、以前から歩いてみたかったコングの森を歩いてみました。
案内版によると、コングの森には3つのトレイルがあり、色別に標識が出ています。

Cong Forest Nature Trails
- Nature Loop 〈青〉 2km 45分~1時間
- Pigeon Hole Loop 〈赤〉 3.5km 1~1.5時間
- Cong Loop(Cong to Clonbur Trail)〈緑〉 8km 3~3.5時間

私は3.5kmの「Pigeon Hole Loop」を歩いてみました。
出発点は村にあるコング・アビー(Cong Abbey)。13世紀創立の中世には大変権威のあった修道院跡地です。

congforestwalk0714
回廊がきれい。ダブリンの国立考古学博物館にある有名な「コングの十字架」は、もともとこの修道院が所有していたもの

congforestwalk07146
裏手に流れる川には、かつて修道士が魚釣りをしたという小屋が残っています(小屋の内部の床には、そこから釣り糸を垂らしたという穴があいています)

この魚釣り小屋を眺めながら橋を渡ると、森の入口。要所要所に3つのトレイルが色別に示された表示があるので、迷う心配もありません。

congforestwalk07148
私のトレイルは「赤」!

congforestwalk07142
広葉樹だらけの明るい森。クマに出会いそうな気配はなし・・・でした・笑(ちなみにアイルランドではクマは絶滅しています)

congforestwalk071410
石のトンネル登場。これをくぐってトレイルを進みます。修道院時代に造られたものでしょうか・・・

congforestwalk071411
いろいろな種類の広葉樹はその多くがアイルランド原産の木でした。先日そういった方面の専門のお客様に、ケルトの樹木の中で私を守ってくれる木はカエデ(Field Maple)だと教えていただいたので、今日は特にカエデに注目

congforestwalk07143
絶対妖精が棲んでいる!と確信した木の根っこのほら穴・・・!

トレイルの名前になっている「Pigeon Hole(=ハトの巣箱)」、一体どんなところなのかな・・・と思っていたら、なんと深さ15m位の洞窟でした!

congforestwalk07145
急な石段を降りていくと、洞窟の中に入ることができます。洞窟そのものは、おそらく自然にできたものでしょう。ここをハト小屋に使用していたのか、ただの名前なのかは不明。太い水パイプが洞窟内に垂れていたので、貯水池代わりに使用していたのかも・・・

congforestwalk07144
石段を降りて洞窟内へ。内部から上を見上げたら、天然の屋根がそこに見えました!

途中で立ち止まって写真を撮ったり、洞窟内で涼んだり(!)しながら、ちょうど1時間で出発地のアビーに到着。
気持ちのいい、夏の午後の森林ウォークでした♪

関連記事

コメント

非公開コメント

naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

Instagram

お知らせ ☘

旅のガイドご予約・お問合せはこちら
ガイディング・アイルランド

「絶景とファンタジーの島 アイルランドへ」(イカロス出版)
おかげさまで重版
ikarosbook0517
イカロス出版サイト
アマゾン

新規オンライン講座!
文学ゆかりの地で歩くアイルランド
2023年2月4日(土)16:30~
2023年3月4日(土)16:30~
2023年4月1日(土)16:30~

→終了、ありがとうございました!

アランセーターの故郷を訪ねて
2023年3月12日(日)13:30~
→終了、ありがとうございました!

過去のオンライン講座配信
見逃し配信ご購入可!
2020年6~8月・全6回→こちら
2020年12月・特別回→こちら

カレンダー

05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

月別アーカイブ