
ジョン・ウェインとモーリン・オハラ!数年前にコング村に登場した、『静かなる男』のショーンとメアリー・ケイトの銅像
永遠の名作『
静かなる男(Quiet Man)』のロケ地として知られる、アイルランド西部のコング村(Cong, Co. Mayo)。
半世紀どころか2012年には映画公開60周年を迎え、その頃から(やっと!)、『静かなる男』を意識したプロモーションが進んでいるようです。
グループのお客様は村に隣接する
アッシュフォード・キャッスル・ホテルにご宿泊、私はお城に部屋がなくて村のB&Bに宿泊。メイドの気分で毎朝歩いてお城へ出勤するのもなかなか楽しく、久しぶりにコング村を楽しみました。
今回久しぶりに村で過ごしてみて、以前より村がにぎやかになったような気が・・・。お城に宿泊している皆さんも村に出てきて、可愛らしいカフェやグローサリーでひと安みしながら、映画のロケ地めぐりを楽しまれました。

村のマーケット・クロスと「Cohan Bar(コハン・バー)」。このパブでのシーンは映画に何度も出てきますが、実は店内での撮影はハリウッドのスタジオだそう。パブは外観のみ使用されました。実はこの建物、一度もパブだったことはなく、看板のみなのですが(笑)

記念のプレート。村で撮影が行われたのは1951年。上の写真で奥に写っているペーパーミントグリーンの宿屋兼パブ、ダナハーズ(Danaher's)で、出演者やスタッフがしばしばたむろしていたそうです。店内には撮影当時の写真あり
『静かる男』では架空の「イニシュフリー村」として撮影されたコングですが、村の半分がイニシュフリーに、残りの半分が鉄道駅のある別の町として登場します。(村には駅はなかったのでう、撮影に使われた鉄道駅は別の場所。廃線となっていますが、駅舎は現存します)
テーマソングとして流れる「Isle of Inisfree(アイル・オヴ・イニシュフリー)」が印象的ですよね。

村には『静かなる男』博物館も。今回時間が合わず、あいている時間に見ることができませんでしたが。映画のことだけでなく、村の歴史などの展示もあり

アッシュフード・キャッスルへ行く道沿いにあるこの教会。ショーンとメアリー・ケイトの出会いのシーンに出てきます
美しいアイルランド西部の景色と、耳に懐かしいアイルランド民謡満載の『静かなる男』。60年以上経った今見てもとても面白いです。
まだご覧になっていない方、お勧めです♪

村から車で10分、アイルランド共和国最大の湖、コリブを見晴らすビューポイントにて
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コメント
Mkwaju
1993年の11月に泊まったDanaher'sが健在と知り、とてもうれしいです。その当時は中にロケ時の写真は飾ってなかったような気がします。Cohanの前にはもう使われていなかった手動のガソリンポンプが2台(1台かも)ありましたが、もう取り払われていますね。この11月は寒く、Danaher'sで迎えた朝、窓を開けたら裏庭と樹々たちに一面に霜が降りていて時間が止まったような美しさでした。
お向かいのライアンホテルは冬季休業中でCongの村には観光客はほとんど居らず、村の小学校を通り過ぎたらちょうど休憩時間で生徒たちや先生が出てきて歓迎してくれたことが懐かしく思い出されます。
このときの旅行はジョン・フォードゆかりの地を訪ねてspiddalにも泊まりました。spiddalのパブもとてもよかった。
これからも楽しい話をよろしく。
2014/06/10 URL 編集
naokoguide
20年前のコング滞在秘話、お聞かせくださりありがとうございます。貴重な体験ですね、そうそうCohanの前に手動ガソリンポンプありましたよね!
村にカフェができたりして活気づいたのはここ数年のことのように思います。Cohanの看板もきれいになりました。オリジナルはUSの博物館にあるそうです。
もうずい分前ですが、一時村に「ミケリン」という名の古めかしいレストランがあったのが懐かしいです。映画の中のミケリンそっくりなウェイターさんが給仕してくださったのを思い出します・・・。
いいお話、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします♪
2014/06/11 URL 編集